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朳差岳・敗退 09.8.7~8.8

何年も前から行きたかった朳差岳。今年、やっと実現し、頂上が踏めると思ったのですが、雨に阻まれてしまいました。例年ならこの時期は一番天気が安定している頃なのに、今年の天気は全く不順です。頂上には行けなかったが、稜線上のマツムシソウやニッコウキスゲなどの花は十分に楽しめました。記録は、雨で十分に取れなかったので、正確ではありません。

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○ 朳差岳  2009.8.7()8.8()  

7日) 

 新潟(4:54)=中条(5:28)=奥胎内ヒュッテ(6:056:15)=足の松尾根登山口(6:306:55)-姫子の峰(7:20)-滝見場(10:20)-大石山(12:55)-頼母木小屋(14:10)

 新潟駅でステーションビバークしたが、新潟がこんなに夜中まで元気な街だとは意外だった。一晩中、人の声と工事の音でほとんど眠れなかった。また夜明け前から雨が降り出し、寝不足と重なって嫌なスタートになりそうだ。奥胎内ヒュッテから登山口までのバスは、平日は客が少ないためにタクシーを使っているよう。奥胎内ヒュッテに着いた頃には雨が上がり、ほっとした。登山口で朝食をとるなど準備をして歩き始める。取付きからしばらくブナ林の中の登山道を進んでいくと、前方に壁が見えた。まさかあれを登るわけはないよなと思いながら近づくと、壁の中に道が着いている。早速、噂の足の松尾根の急登が始まった。ウォーミングアップ無しでのいきなりの急な登りは辛い。汗がどっと噴き出してきた。歩き始めてから1時間ほどで一本を取ったが、その頃から雨が降り出した。暑いから嫌だなと思ったが、やむを得ずカッパを着る。雨は次第に強くなり、本降りになっていきた。雨が降っているからと言って、傾斜が緩んでくれるわけはなく相変わらずの急な登りをひたすら登る。時折ガスがとれて隣の尾根が見え、期待を持たせるが、すぐに元通り隠れてしまう。痩せた岩場状になっていて、トラロープの張ってあるところもあって緊張しながら上がっていく。濡れたスラブ状の岩の上に大きく足を踏み出さないといけないところがあり、滑りそうで足を出すのを躊躇してしまった。雨だけで、雷がなくて良い等と余計なことを考えていたら、遠くから雷の音が聞こえだした。痩せ尾根の岩場状の足元と雷と合わせての二重の緊張。樹林帯を抜けてからの雷はやばいと、しばらく様子を見ることにした。幸い近くには来ないで、やがて音が聞こえなくなったので先に進むことにした。下っていくパーティとすれ違ったが、雨の中この尾根を下るのは嫌だろうな。傾斜が緩やかになった尾根をしばらく進むと、また急な傾斜になりそれを登り切ると大石山。朳差岳は明日登ることにして、頼母木小屋に向かうことにした。少し行くとお花畑が広がりびっくり。この山を登った報告をしていたサイトでこのお花畑のことを「大石山までの急な登りを終えたご褒美」と表現していたが、まさにそのとおり。登ってきて良かったと思える瞬間。マツムシソウ、ナデシコ、○○チドリ、ハクサンフウロ等の花々が本当に素晴らしいご褒美だ。雨でナデシコの花が崩れてしまっていることと、やはり雨でカメラが出せないのが残念。いったん下ってから、登り返して頼母木小屋。この夜は昨夜の寝不足とお酒の効果とで、食後シュラフに入ったとたん熟睡。

8月8日(土) 曇

 頼母木小屋(6:50)-頼母木山(8:00)-地神北峰(8:459:00)-丸森峰(9:55)-夫婦清水(11:1511:30)-飯豊山荘(13:25)

 夜半に目が覚めると激しい雨の音(これって、北八ヶ岳の報告にも同じこと書いたような気がする)。今日は早朝に小屋を出て、朳差岳を往復する計画をしていたが、この音ですっかりモチベーションが下がってしまった。4時過ぎの明るくなった頃キジ打ちで外に出ると、弱くはなったものの雨は相変わらず降っている。うっかり靴下をはいたまま小屋のサンダルで外に出てしまい、せっかく乾かした靴下を濡らしてしまった。ここのキジ場はおが屑を利用してキジを発酵させる方式で、それらを混ぜるためのシステムが自転車を利用したもの。便器のすぐ横に自転車が置いてあって、「使用後は前に20回、後ろに10回ペダルをこぐこと」と貼り紙に書いてある。山で自転車をこぐとは思わなかったが、一生懸命こいだ。今日はまっすぐ丸森尾根を下ることにする。パッキングを済ませて外に出ると、雨はだいぶ小降りになり、ガスがDscn09790001 とれて朝日連峰が見えた。振り返ると門内岳方面も見えた。ちょうど太陽のあるあたりの雲がうすくなって、ちょっと気を持たせるがすぐにガスが濃くなって隠れてしまう。小屋を出る頃には雨はあがったようだが、一応念のためカッパを着けて出る。頼母木山を越えるあたりからお花畑が広がる。マツムシソウ、ツリガネニンジン、シオガマDscn09940002 等。今は雨が上がっているのでカメラを出して、写真を撮る。今日は飯豊山荘まで下るだけなので、花を楽しみながらゆったりと歩く。すでに花の終わってしまったウスユキソウ、これから咲こうとしているイイデリンドウと思われる蕾もあった。昨日たくさん見たナデシコや○○チドリがここでは見られない。時折小雨が降りだす。地神北峰で主稜線から離れ、丸森尾根に入る。少し下るとここでもお花畑が広がっている。ここではニッコウキスゲ、バイケイソウ、チングルマなどがそれぞれ種類ごとに群生している。ヒメサユリが咲いていないか一生懸命見たが、残念ながら見ることができなかった。丸森峰から樹林Dscn10130005_2 帯に入る。下から上がってきたときは、ここで樹林帯を抜けて前の展望が開け、お花畑が広がっているのを見ると「オーッ」と思うだろうな、などと想像する。雨はほとんどあがったが、樹林帯に入って木の葉に着いた雨水が滴になってかなり激しく落ちてくる。そのためにカッパが脱げない。下が濡れているので、滑って何度かこけてしまった。夫婦清水(水場)で、単独行者が二人下から上がってきた。二人の様子を見てもう大丈夫かと思って、カッパを脱いですっきりとした。急な下りが続き、岩場状のところもあるので慎重に下る。急な傾斜の下りで下に建物の屋根と自動車道が見え出したと思ったら、あっという間に今日の宿の飯豊山荘の前に下り立った。玄関の前の階段に座って飲んだ生ビールが美味しかった。

残念ながら悪天で頂上には立てなかったけど、花がかなり楽しめたので良しとしよう。そして飯豊山荘で飲んだビール、お酒が美味しかった!!

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