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ネパールからのたより-3

ネパールからのたより、第3報です。今回のたよりは、チュダカルマという、ネワール仏教徒僧侶階級の家に生まれた男子の儀式についてです。

チランチョウ寺院門前の居住区で剃髪し黄色い衣装を身に着けた男の子を見かけました。
チュダカルマといって、ネワール仏教徒僧侶階級(サキャ、バジュラチャルヤ姓)の家に生まれた男子の第一の儀式の装いでした。
これを終えて初めてブッダサンガ(仏教徒コミュニティ)への参加資格を得ます。
僧侶階級に生まれても今は僧侶になることは殆どないでしょうが、真似事のような短い僧侶体験を経て、それぞれの寺院で最高階層ネワール仏教徒として寺守の勤めを果たすことなります。
本(BUDDHIST TRADITIONS AND CULTURE OF THE KATHMANDU VALLEY by Karunakar Vaidya)に寄れば、6ヶ月から12、14歳までに済ませる儀式だそうで、式次第には仏陀の誕生時故事に因んで木のサンダルをはいて七歩歩むことも記されています。
チヴァラと呼ぶ黄色いローブを着て、ピンダパトラと呼ぶ真鍮製のボールと片端に仏陀の象徴を模った木の棒、シラクを手に施しを受けにも行かなくてはなりません。
少なくとも7軒の親戚を訪ねて、米やお金をもらうとありますが、ここに引っ越して来てすぐの頃に見せられた大家の息子たちの写真の中にこの姿があって、この説明を受けたことを懐かしく思い出しました。
菜食を貫く僧侶体験は4日間続くが、1日だけで終わらせる所もあると1986年出版の本に記されていますから、今は、特に学齢期の子の場合にはきっと1日で終わらせる方が多いのでしょう。
カメラを向けると、家の前の日なたで洗濯していたお母さんがすっ飛んで来て、身なりを直してやっていたのでした。
明日は満月、ホーリーの祭りの日です。
ビニール袋に水を入れてぶつけ合う子供たちの遊びが、何日も前から始まっています。
本番の明日は、いい若者も加わって、ティカの粉で真っ赤に染めた水が屋上からも降ってきますから、自主的外出禁止日です。
この祭りが終われば、本格的春。すぐに初夏の日差しになります。
果物屋の店先に スイカが並び出しました。
2010.2.27 キルティプルから 

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