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徳島・千羽ヶ岳(千羽海崖) 2011.8.10

 徳島に行った折に、どこか山を歩きたいと思い「徳島県の山」というガイドブックを図書館で借りてきて調べた。その中で紹介されていた山で、歩き始めと、最後がいずれも鉄道の駅になっているコースがあったので歩いてみることにした。ウミガメで知られた日和佐から歩き始めて、海崖の上を歩くコース。
P8104008s P8104034s

○ 千羽ヶ岳(千羽海崖)  2011.8.10(水) 晴

 日和佐(7:20)-日和佐城(7:40)-指の鼻休憩所(8:15)-大磯休憩所(8:358:45)-千羽富士(9:05)-通り岩休憩所(9:5010:20)-千羽ヶ岳(10:5011:20)水場(12:15)-アンテナ(12:2512:30)-廃屋(12:45)-車道(13:30)-山河内(13:30)

JR牟岐線の日和佐駅で下車して、まず日和佐城に向かう。日和佐城の天守閣からの眺望が良いということだったが、OPENは10時ということで残念ながら天守閣に登ることはできなかった。今日歩く道は「四国のみち」の「千羽海崖を望む道」になっているようで、その旨の看板が設置されていた。ここから山道になる。少し行くと展望台があり、真下に海が見えた。今日はうす雲がかかっていて、日射しが弱くてP8104013s 助かる。海に突き出た洞のある大きな岩が見えたが、地図を見るとえびす洞となっている。暫くは海側に樹林の切れ間があると必ずこの洞が見えた。第2次大戦で投下されたという爆弾の跡があった。ここで休んでいたこの地域に大変詳しい方が、これから歩くコースのことを詳しく説明してくれた。今日山の中で会ったのは、この方一人だけだった。指の鼻休憩所からは北の方に大きく海に突き出し、さらにその先に大きな岩のある岬が見えた。この先は急な傾斜の下りで、一気に30mほど下る。波の音が聞こえてくる山歩きは、なかなか良い。この先の大磯の休憩所は、コースから100mほど外れている。GBに「ぜひ足をのばせ」と書かれていたので行ってみると、確かに太平洋の大海原の眺めが素晴らしい。GBにはさらに「海を眺めながら、ここで昼食を」と書かれていたP8104020s が、まだその時間ではない。休憩所の手前では、ウミガメの産卵で知られる大浜海岸を望むことができた。コースに戻りさらに登ると、千羽富士の頂上。ここには三角点が設置されているが、展望は全くない。頂上から少し下ったところで、道の真ん中にキノコが出ていた。さらに少し下ると荒瀬休憩所。ここではまさに海岸からまっすぐ山にP8104027s_2 上がっていく海崖を見ることができる。遠くには少しかすんでいるが島が見える。何という島だろう。素晴らしい眺め。海が眺められる山歩きは、大変楽しい。いったん下って、今日一番の登り、通り岩休憩所への180mほどの登りにかかる。擬木で作られた階段の道をひたすら上がる。汗が噴き出てくる。途中木の実が落ちていた。休憩所の手前にアンテナが設置されているが、そこからは薬王院などの日和佐の街が見えた。やっと登りついた通り岩の休憩所からは見えるのは海だけ。ここから先に少し行くと下を覗けるところがあったが、まさに海が真下に見えP8104031s た。途中に木があるので高度感はそれほどないが、それでも足がすくむ感じ。いくつかこぶを越えて、千羽ヶ岳へ。ここも海しか見えない。海岸からこの高さ(245.2m)まで海崖が上がっているということで、その様子を見たかったが、残念ながら見えるところはなかった。千羽海崖を説明する看板が設置されていP8104033s た。セミの鳴き声と波の音しか聞こえない静かな雰囲気だったが、なにかあったのかヘリコプターが飛んできて旋回をしている。標識によると日和佐から6.2km、山河内まで6kmとなっている。距離的にはここが半分。暫くでヘリコプターが行ってしまい、再び静けさを取り戻した。暫く静けさの中に浸り、山河内に向かう。今までほぼ海岸線と平行に行っていた尾根が、ここで海から離れる。少し下ったところに海方向が開けている所があった。下に八角形の建物が見えた。周囲に広い道路はなさそうで、何の建物だろう。ここからも残念ながら、千羽ヶ岳への200m超の海崖を見ることはできない。右側でガサガサと、動物が動く音がした。まさか熊はいないだろうと思ったが、暫く声を出しながら歩く。千羽ヶ岳から山河内へは、GBではあっさりと書いてあるので、単純に下って行くだけかと思ったら、登りもある。南阿波サンラインへ下っていく道を過ぎ、登ったピークは千羽ヶ岳より標高が高い。地形図で確認するとこれから先でも登りが出てくる。水の流れる音がして、登山道を沢が横切っていた。クモの巣がだいぶ顔に着いたので、顔を洗ってすっきりとする。NTTのアンテナが建つピークに登りついたが、地形図で確認すると290m圏で、ここが今日の最高点。ここから暫く激しく下って、小さな水の流れを横切る。その先で子供のイノシシが走るのを見た。左下にそれなりの水量がある沢が出てきて、やがて何のための物だったのか廃屋があるところに橋が架かっていて、沢を渡る。今度は猿が前を横切った。今までと違って、道が少し荒れた感じになってきてちょっと心配になるが、「山火事注意 四国のみち」と書かれた標識が出てきてホッとする。鉄砲の音がした。遊歩道の近くでまさか。かなり不安になる。やがて車道に下り立ち、白石の集落に入る。休耕田の活用だろうか、金魚の養殖をしていると思われる池があった。やがて山河内の駅に着いた。今日はバイクに乗る必要がないので、ビールが飲める。だが、駅の周囲には店のある雰囲気がない。などと思いながら見回すと、自動販売機が。まさかビールが買える販売機ではないだろうなと思ったら、なんとビールが買える。ただ、カードがないと買えないようなことが書いてある。販売機の近くにある店に入ってビールがほしい旨を言うと、カードがなくても買えるといわれ、ドキドキしながら試してみるとビールが出てきました。嬉しかった、そして超美味かった!!

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山行記」カテゴリの記事

コメント

徳島・千羽ヶ岳紀行をたいへん面白く拝見しました。6時間のコースで出会ったのはイノシシの子と猿と人ひとり。猟師に間違えられて撃たれるかもネ。GB片手に「是非、足をのばせ。」、「ここで飯を食え。」、「ここでビールを飲め。」いいGBですネ。終わりのビール販売機の逡巡部分が特に素晴らしい!、「ドキドキしながら試してみるとビールが出てきました。嬉しかった、そして超美味かった!!」
貴兄と同じ追体験してるみたいです。

投稿: 千葉・N | 2011年8月17日 (水) 11時06分

千葉・Nさん、度々コメントをありがとうございます。人に出会わなかったのは、ウイークデイということと、暑い時期に300m足らずの低山を歩く人間はあまりいないだろうということだと思います。山河内で飲んだビールは、汗を非常に掻いた後だったこと、半ばビールを手に入れることをあきらめていたので、本当においしかったです。

投稿: wakaba3 | 2011年8月17日 (水) 16時20分

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