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ネパール通信12-1-7

今回の滞在では、最後の便りです。

私の住んでいるのは丘の上の高カースト住居区ですが、中腹から下方にはいわゆる不可触民(共同水も使わせてもらえない)として長い間差別を受けてきたチャメ(ごみ拾いを職業にしていた)などの低カーストの人たちの住居が集まっている場所があります。
近年彼らはティハールのお祭り時などに儲けたお金にモノを言わせて派手な飾りつけで目を引かせていますが、丘を下る道の途中に集会所のようなコンクリート家屋が出来て どれくらいになるでしょうか?
ここで時々笛・太鼓の練習をしているのを通りがかりに見ていましたが、その指導をしていたのが2軒手前の紙作りをしている家(近所の人たちが手伝っていますが、家内工場です)の旦那だったとは知りませんでした。(写真では白い服の人が旦那です。)
火曜日の昼過ぎ、時ならぬ笛・太鼓の音に「何事か?」と出てみると その笛太鼓隊のお披露目なのでした。
指導者グルの家の下でひときわ熱を入れての演奏に女の子3人の踊りで華を添えると けだるい午後の日射しの中を引き上げて行きました。
「もうグル(高カースト指導者)と持ち上げられる時代ではない・・・」という声も耳にしましたが、御捻りだったのか百ルピー札数枚をひらひらさせて拍子を取っていたランニングシャツ姿の小柄男性が目について 私はあまりいい印象を持てませんでした。(写真はその演奏を始める前のものです。)
対象となる神格が必要な演奏であり舞踏なのかもしれないと思ったりしました(グルでは神格に代われないでしょう)。
笛太鼓隊は各カースト毎にあって、これまで耳に親しんできたのは この地区の僧侶カーストの人たちのものと、農民カーストのマハルジャンたちのものですが、これからは彼らの隊も祭り毎に出番があるのでしょうか。
なお、結婚式の楽隊は そのカーストがあり(通常は仕立て屋を生業としてきた人たち)、この笛太鼓隊とは別のものです。
水曜日用事があって久方ぶりにパタンに出ると、プルチョウキの角は人混みで ブンガデョー(ラト・マチェンドラ)の山車曳き開始の日でした。
金曜日の今日はデワリとのことで朝、ブティックに出かける前に奥さんが作ったベエーが届きました。(焼肉、ブテという豆の煮物、とまとトアチャール、チウラの上にチャタモリ(米粉パンケーキ)、その上に2種類のウォー(豆ハンバーグ)、トマト味じゃがいもの汁。)
デワリとは 自分の神様にプジャをする1年に1度の日なのだそうです。
この家の神様はパタンにいらっしゃるそうですが、皆忙しく、パタンに出向いてちゃんとプジャをした家族は誰もいなくて、ベエーを食べればいいとのことでした。
初夏から夏に入ったことを思わせる日が続いています。
ネパールでは日本のゴールデンウィークの頃が一番暑いのです。
雨季が始まれば(5月半ば位~9月) 気温はぐーんと下がります。
尤も どんなに気温が上がっても朝夕は冷えますから 日本の熱帯夜のようなしのぎ難さはありません。
街路樹のジャカランダが紫色の花を咲かせていますが、今年は花が例年より貧弱な気がします。
TUキャンパスでは殆んど花をつけた樹がなく もう葉が茂っていました。
それに代わるようにカンギヨー(櫛の花)の橙色の花が目立っています。
この木はこの時期ほんとうにあちこちで目にします。
今回の滞在も終わり近くなりました。
連休の終わりは日本です。
また 秋にメールでお会いしましょう。
お元気で!
4/27 キルティプルから
P4240001 P4250016 P4270002

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