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中国の旅その1 2012.6.25~29

 中国の旅の前半を報告します。四姑娘山・山麓を山の展望や高山植物を楽しむハイキング。姑娘(クーニャン)は中国語で娘の意味。ここは野生のパンダが生息していている地域で、四人姉妹が力を合わせてパンダをいじめる虎をやっつけた、という伝説が名前の由来になったそうです。写真集を”山・花のアルバム”でリンクしているので、そちらへもアクセスしてみて下さい。
P6277561s P6277546s  P6297787s P6287744s P6297789s

6月25日(月) 
 天候の影響で、北京から来る予定の飛行機がこちらに飛んで来られなく、乗ることになっていた便がキャンセルになってしまい、羽田発の便に振り替えになった。今回は集合が早い時間なので、前日成田のホテルに泊まったのだが、時間が遅くなり羽田発になったのでは泊まる必要はなかった。飛行会社(ANA)の用意したバスで羽田へ。羽田ではキャンセルになったお詫びとかで、食事券の提供がありそれを使って昼を食べる。13時50分発の便に乗り込んで、4時間弱で北京に着く。当初の予定では成都で夕食の予定だったが、到着が遅れるので北京で夕食を摂ると言っていた。しかし、北京では乗り換えの時間があまりない、成都への機内で食事が出るという理由でそれも無しになり、1,500円返してくれた。北京を飛び立ってから雲の上に出ると、雲が海のようで非常にきれい。ちょうど日が沈む時間で、雲が赤く染まって、これも美しい。成都への機内ではビールの提供がなく、今日は予定外の休肝日になってしまった。成都ではこれから9日間我々を案内してくれる現地のガイドの王さんが出迎えてくれた。成都は人口が2千万人の大都市。地下鉄の工事を盛んにやっていた。23時頃ホテルに到着。今日は成田のホテルを出たのが6時(中国時間では5時)なので行動時間が約18時間。疲れた。

6月26日(火) 曇
 今日は、7時30分出発。前日が当初の予定よりかなり遅くなったので今朝の出発は遅らせてくれるのかと思ったが、甘くなかった。ホテルは周囲にデパートなどが立ち並ぶ中心街に位置しているそうだ。外に出ると車が渋滞している。成都の車の数は、北京、上海、広州に次いで中国では4番目だそうだ。今回のツァーの最初の訪問地、パンダ基地に。成都のあるP6267473s 四川省は野生のパンダの生息地だそうで、初めてパンダが発見されたのはこの周辺だそうだ。この基地には80頭ほどのパンダが飼育されているそうだ。国外に貸し出されていて、戻ってきたパンダが飼育されているエリアがあった。竹をバリバリ言わせながら、噛み砕いて食べていた。パンダ基地を後にして、昼食を摂った後四姑娘山の麓の日隆に向かう。しばらく川に沿った道を川の上流に向かっていく。川は何故か濁っているが、いつもこうなのだろうか。町中が石の彫刻や石碑などを作る石材工場だらけの町を通った。さらにしばらく行くと前方の道に上から石が落ちてくるのが見え、かなりびっくり。道が落石でふさがれてこの先には行けなくなるのかと心配したが、山を削る工事をしているようで、しばらく待たされたが無事通過できた。この先に採石場があるようで先ほどの石材工場に運ぶと思われる大きな石を積んだ何台ものトラックとすれ違った。やがて道は川から離れて、高度をぐんぐん上げて行くようになって、暫くで標高4114mの夾金山峠を越えた。私にとっては初めての4000m超。この峠は毛沢東が大長征をした際に、寒さと高山病で多くの犠牲者を出したことで知られている峠のようだ。周囲はガスが濃くて展望は全くない。峠を越えると白い花や黄色い花が見られるようになったが、バスの窓越しでは形は確認できない。しばらく下ると何のためのものなのか検問所があり、そこでこれも何のためなのかよくわからないが、地元のマイクロバスに乗り換えて19時過ぎに今日から3泊お世話になるホテル、新四姑娘山山荘に着いた。

6月27日(水) 曇・晴・雨

 日隆はチベット民族の集落。建物の壁に魔除けのための絵が描かれている。8時にホテルを出てバスで巴郎山、標高4481mに行く。昨日の夾金山峠の標高を更新した。下りながP6277554s ら何箇所かで車から降ろしてもらって花の観察をする。黄色いケシやサクラソウ、ウスユキソウ、その他名前のわからない(日本では多分見たことのない)花が見られた。赤いケシもあったが、ちょっと遅いようだった。紫色のケシは有ったが、期待のブルーポピーは見られない。お花畑にはヤクが放牧されているようで、糞がいっぱい落ちていて、気をつけないと踏んでしまう。下る途中に寄った猫鼻梁からは大姑娘山から四姑娘山までの4座がきれいに望めるということだったが、今日は残念ながら雲の中で全く見ることはできない。明日歩く予定の海子溝の尾根道が望め、何人かの歩いている人の姿が見られた。午後からは、双橋溝へ。中の専用バスに1時間弱乗って一番上の紅杉坪へ。周囲が岩山で囲まれている。ここから望めるという玉兔峰は雲の中に入ってしまっている。ウスユキソウやフウロソウ、リンドウなどが見られた。鷹嘴岩が見える湖は上高地の大正池を思わせる。湖の周囲を散策するとサクラソウが沢山見られた。途中から雨が降り出して、傘をさしての散策となった。盆景灘は盆栽を思わせる池ということで晴P6277595sれていれば良い眺めだと思われたが、雨では残念。次の下車場所は人参果坪。人参果というのはチョウセンニンジンのことのようだ。チョウセンニンジンがある場所は確認できなかったが、草原があってヤギ、ヤクなどが放牧されていた。この頃には雨が上がり周囲を散策した。雪を被った山が雲の間から見えるようになった。双橋溝の入り口に着いた頃には雨はすっかりあがり、日さえ出てきた。入口からホテルまで、数分の距離を歩いて戻った。

6月28日(木) 曇時々雨
 
今日は海子溝をハイキングする予定。四姑娘山のビューポイントがあるようだが、外に出て空を見上げると曇り空。雲が取れて晴れてくることを期待して9時頃ホテルを出る。途中で入山のための手続き(入場料がいるようだ)をして、9時30分頃登り口に着き歩き始める。雨が続いているようで、しばらくは泥んこ道。それに加えて山の展望地まで観光客を乗せて馬が歩くので、その糞が混じっていて気をつけて歩く。しばらく上がると岩混じりの固い土になP6287624s り、泥んこからは解放された。やがて道の両側に花が見られるようになった。クサジンチョウゲという日本では見たことがない、草だが花はジンチョウゲという植物があった。トラノオがずっと続いている。日本でよく見るイブキトラノオより丈が短い。その他にも、フウロソウやイチゲ、シオガマ、シャクヤク、オダマキ、シャクナゲ、ウスユキソウなどの仲間と思われる花が続いて見られた。日本では見たことがない花々も沢山現れて、まさに百花繚乱。花々を観察し、そしてカメラに収めながら、2時間30分ほどで今回の旅の一番の楽しみである四姑娘山の展望が楽しめるという斎戒坪に着いたが、山の前にはべったりと雲が纏わりついていて見ることが できない。さらに20分ほど上がって、仏塔が建つ鍋庄坪へ。山の途中までは見えているので、雲が取れてくることを期待して、昼食の弁当を食べながら待つ。暫く粘ったが、結局雲は取れそうになく下ることに。残念!!登って来た道を、再び花々を観察しながら下る。対P6287699s岸の急斜面の菜の花畑が真っ黄色できれい。何軒かの建物も見られるが、住居なのだろうか。急な斜面で生活をするのは大変だろうな思ってしまう。同じような形をした建物で、菜の花と建物の眺めがなんとなく良い感じ。登り口に14時過ぎに下り立ち、待ってくれていたバスに乗ってホテルに戻る。時折雨が降って、傘をさしてのハイキングだった。花は十分に楽しめたが、山が見られなかったのが残念。夕食まで時間があり“数独”で時間を潰していたが、行き詰ってしまって飽きてしまった。それで外に出てみるとホテルの敷地内に山道があったので入ってみると、タカネグンナイフウロやノギクの仲間と思われるなど上では見られなかった花々が楽しめた。

6月29日(金) 曇
 今日は、長坪溝をハイキングした後バスに約8時間乗って成都に戻るというちょっとハードな予定。今日も空はどんよりとした曇り空。ただ、雲が切れている所もあってちょっと期待。登り口まで行く途中に、四姑娘山が見えるという所を通ったが、昨日と同様下の方は見えているP6297817sが上は雲の中。登り口にあるラマ寺は文化大革命のときに壊されたが、その後再建されたとか。今日は樹林帯の中の、木道をいく。昨日は尾根歩きだったが、今日は渓谷に沿っ た道。色は紫だが、形がオドリコソウに似た花が見られた。途中、“おばさんの木”というのがあったが、どういう意味なのかはよくわからなかった。虫虫脚瀑布という滝があり、展望台までしばらく上がったが、結構急な階段で標高も3300m以上あるのでちょっと辛かった。枯樹灘が最終の場所。ここも上高地の大正池を思わせるようなところ。池に枯れ木が立っていて、池の向こう側には山があるが、頂上近くには雲がかかってしまっている。これはこれで良い眺めだ、と負け惜しみ。来た道を戻り、最後階段を上ってラマ寺のある登り口へ。結局何れのハイキングも道の両側に咲く花を楽しむことはできたが、大きな期待だった四姑娘山は一度も顔を見せてくれることはなかった。残念!!レストランで昼食を摂ってから、しばらく走って小さなバスから大きなバスに乗り換P6297880s え、来た時と同じ道を成都に向かう。夾金峠を越える手前に草原があり、そこでバスを停めてくれた。リュウキンカやキンバイソウで真っ黄色の斜面に牛や馬などが放牧されている風景はなかなか良い雰囲気。再びバスに乗って峠に向かう。途中車窓からは来る時には気が付かなかったが、黄色のケシが沢山見られた。夾金峠はガスが濃い。峠を越えるとガスが取れてきて、やはり花などを眺められるようになった。車道は急な斜面を削って造った道で、ハンドル操作を誤るとかなりの高さを一気に落ちてしまう。ドライバーさんの運転技術を信じましょう。やがて川に沿った道に下りてホッとする。後はひたすら単調に成都に向かう。雅安のレストランで夕食を食べて、21時頃成都のホテルに着いた。

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