« 中国の旅その1 2012.6.25~29 | トップページ | ロシアの古都ノーブゴロド »

中国の旅その2 2012.6.30~7.3

 中国への旅の後半は、九寨溝と黄龍です。両方とも世界遺産に登録されているそうですが、世界遺産に登録されているか否かに全く関係なく、両方とも素晴らしいところでした。
P6307886s P6307920s_2 P7017993s P7018024s P7028097s_2 

6月30日(土) 曇時々雨
 今日は成都空港から飛行機で九寨黄龍空港に行き、九寨溝に行く予定。4時に起きて4時45分にホテルを出発し成都空港に向かう。6時前なのに、空港は猛烈な人々でビックリ。これから行く九寨黄龍空港は標高が3500mの所にあるので、天候の影響を受けやすく欠航になったり遅れたりすることが普通のようだが、今日は予定どおりの時間(6時40分)に離陸し、やはり予定どおり1時間弱で着いた。九寨黄龍空港に着くと雨が降っていて、標高が高いこともあり寒い。今日の九寨溝のウォーキングがどうなるか心配。バスで、山の中の道をぐんぐん下っていく。途中成都の近くを流れる岷江という川の源流という所で降りたが、岷江についての知識が全くないので特に感慨はなかった。バスの中でのガイドさんの話で中国の一人っ子政策のことが話題になった。私は知らなかったが、この政策の対象は漢民族だけだそうだ。ガイドさんの親はこの政策に反して2人子供を作ってしまったので、1980年当時で800元罰金を払ったそうだ。その当時の数年分の収入に相当する額だったそうだ。ホテルに近づく(標高が下がる)に従い雨は上がり、気温も上がってきた。今晩と明日の晩世話になるホテルには空港から2時間ほどで到着した。その頃には薄日がさしてきて暑くさえなってきた。ホテルに荷を預けて、今日は朝早かったこともあり早目の昼食を食べて、九寨溝に向かう。中国語で寨は村、溝は谷を意味し9つのチベット族の集落があることから九寨溝という名がついたそうだ。中は大きく5つのエリアに分かれているが、観光の対象になっているのは樹正溝、則査窪溝、日則溝の3P6307890sつのエリア。今日はその内下流部分の樹正溝をウォーキングする。中に入り、乗り合いのバスで樹正溝の一番上流にある犀牛海で下車する。マニ車があって水の流れで回ってい る。流れに沿って木道の遊歩道が整備されている。小さな魚が泳いでいるのが見られたが、九寨溝には1種類の魚しかいないそうだ。水がエメラルド色に見えるのは水中に石灰(炭酸カルシウム)が多いからだそうで、それに耐えられる魚しか生存できないとい うことだろう。また、枯れた木が水中で腐らずに沈んでいるのは木の表面に石灰が付着するためだそうだ。老虎海を過ぎて樹正瀑布へ。落差の大きい滝ではないが、美しい滝という印象。さら に下ると、かつてこの付近に住んでいた人達が使っていたという水車小屋があった。樹P6307963s正群海には大小19の湖があるそうだ。湖の中に龍の模様が見える臥竜海、さらに火花海、湖の中の樹木の様子が盆栽のように見えるという盆景灘を見て、ここからバスに乗って出口に向かう。外に出て岷江に沿ってバスの駐車場所まで歩いていくと濁った水の岷江ときれいな水の九寨溝が合流する所があり、しばらく川の水が茶色と青のツートンカラーになっていた。違った性質の水は混じりにくいという証明。

7月1日(日) 曇時々雨
 外に出てみると、雲が切れて青空が見える。青空が広がってくることを期待。今回撮った写真に写っている空は灰色ばかりで、青がない。今日は専用のチャーターバスがホテルに迎えに来てくれる。日曜日のためか、九寨溝の入り口は猛烈な人々・・。午前は上流東側の則査窪溝へ。まず諾日郎瀑布を訪ねる。諾日郎というのは男の神 様だそうだ。幅が320mあるそうでなかなか迫力がある。次は一番上まで上がって長海へ(標高3103m)。その名のとおり長い湖で、長さが7kP7017977s mあるそうだ。静かで良い雰囲気なのだが、人が多くて。すぐ下の五彩池は強烈なエメラルド色。CaとMgが多いためだそうだ。樹皮が赤い、赤樺の木というのが見られる。チベットの人は、この木の皮を使ってラブレターを書いたそうだ。季節海は車窓から見る。水の多い時期にのみ見ることができる湖だそうだ。今日は見えている。九寨溝の中では唯一のレストランで昼食を食べてから、午後は上流西側の日則溝へ。まず樹正溝との合流地点のすぐ上にある鏡海へ。鏡のように澄んだ湖で、雲や森、山が水面に映るので、 「魚は雲の中を泳ぎ、鳥は水中を飛ぶ」と言われる湖。次P7018009sの五花海は別名孔雀海とも呼ばれ、上から見ると湖の中に羽を広げた孔雀がいるように見えるそうだ。それを見ようと、階段を10分ほど上がって上の展望台に上がってみた。孔雀を久しく見ていないので、羽を広げた様子がなかなかイメージできなかった。やっとイメージして湖を見てみたが、私には想像力が不足しているためか、ちょっとピンとこなかった。展望台から下りて湖を一周する遊歩道を歩く。湖に浮かぶ小さな島があり、それとそれにつながっている倒木がワニに見えるという説明があったが、こちらは納得できた。九寨溝の中には、姿は確認されていないP7018034s が落ちている糞などから8頭程度の野生の熊猫がいることが推測されているそうだ。熊猫海は野生の熊猫が水を飲みに来ていたことから命名されたそう。湖から落ちる滝が豪快。今日も雨が降り出し、すぐ上の箭竹海はバスに乗ったまま見学。少し下って珍珠灘瀑布へ。珍珠というのは真珠のことだそうで、水の泡が真珠のように見えることから名付けられたとか。この頃には雨は上がったので、バスを降りる。滑滝がしばらく続き、その後一気に滝になって水が落ちる。幅が広くてなかなか迫力のある滝でしばらく見とれてしまった。九寨溝の湖、滝巡りはここでおしまい。九寨のうちの一つ樹正寨が民俗文化村という名称になっていて、土産物屋が並んでいる。そこに立ち寄ってから九寨溝を離れ、ホテルに戻った。

7月2日(月) 曇
 朝ホテルの外に出ると、どんよりとした曇り空。少し前まで雨が降っていたのか、下が濡れている。今日は実質的な最終日。最後くらいは晴れてほしいなと思ったが・・・・。6時ホテル発ということで、朝食は弁当。それについていた牛乳の表示を見ると、ロンドンオリンピックの選手に提供するものという意味なのだろうか、“倫敦奥运会、中国体育代表団 **乳製品”と記載されていた。オリンピックは中国語では、奥运会になるようだ。今日はバスで黄龍へ行き、黄龍をウォーキングしてから成都に戻る予定。川主寺(せんしゅうじ)の西部地鉱という所に寄った。この地域で採れる天珠という石が功徳、ご利益があるそうでこれらの宝石を売P7028051s っている店。全く興味がないので、建物内をうろうろしていたら、山口百恵のポスターが貼ってあるのを見つけた。また壁に貼ってあった地図から、ヒマラヤ、チョモランマの漢字での表記がわかったことが収穫。ヒマラヤは喜*拉雅(*の部分はIMEでは出ない文字、馬の簡体文字のような気がする)、チョモランマは珠穆朗*峰と表記するようだ。1時間ほどでやっと解放されて黄龍に向かう。途中標高4000m超の峠を越えて黄龍へ。専用のバスに乗り換えてロープウエイの乗り場に行く。ロープウエイは8人乗りのゴンドラ。ゴンドラは中国語で吊廂というようだ。黄龍は自由散策で、ゴンドラを降りてからコースの説明を受けて解散。黄龍は、天P7028114s に舞う龍のように見えることが名前の由来だそうだ。平坦な道を五彩池への分岐に向かう。リュウキンカやサクラソウ、紫色のケシなどが道に沿って見られる。分岐から急な階段を水の流れに沿って上がっていく。棚田のような感じで段々に池が続いている。一番高い所に上がり展望台から見えるのは五彩池。大きな池の中に、小さな池がいくつかに分かれている不思議な地形。どうするとできるのだろう。何と表現したらよいのかわからないが、とにかく素晴らしい。一番高いところは、標高が3553mあるそうだ。黄龍寺で先ほど通った分岐から斜面をトラバスしてくる道と合流する。お寺から下は、五彩地から流れてくる水が滑滝になって落ちて行く。黄龍寺中寺を過ぎると上山道と下山道との分岐点に出る。木道になっている下山道を行く。すぐに楼仙橋という橋を渡った。池に溜まっている水はエメラルド色に見えるが九寨溝と同様にやはりCaが多いのだろうか。黄龍の名前の由来だと思うが、水が流れる岩は黄色に見える。下るに従って見られる池も大きな池がいくつ P7028127s_2 かの小さな池に分かれている。これらの池が龍のうろこに見えるそうだ。これらの池がここでも棚田状に段々に続いている。幅の広い飛瀑流輝の滝を見て、そのすぐ下の迎賓彩池の横を通る。その下で、アツモリソウが何輪か見られた。やがて上山道と合流し、さらに下って出口へ。出てからしばらく歩いて、バスの駐車場所へ無事到着。バスの駐車場所への集合時間が示されたが、途中での細かい所要時間がわからずなんとなく気が急いてしまうウォーキングだった。バスに乗り込む頃になって、雨が降り出した。九寨黄龍空港から飛行機に乗って、成都へ戻る。今日の夕食は火鍋料理。ビールが飲み放題ということで、調子に乗って少し飲みすぎたようだ。

7月3日(火)
 いよいよ帰国の日。今朝も成都はどんよりとした曇空。結局こちらに来てから9日間で、すっきりと晴れた日はなかった。青空は、雲の切れ間からやっと見られた程度。今日は、ホテル10時20分発なのでゆっくり。バスで成都空港へ。ここで9日間の世話になったガイドの王さんとはお別れ。チェックイン後、指示された搭乗口に行ったが、成田行きの搭乗口である旨の標示がない。ちょっと心配したが、今回は添乗員さんがいるので安心。我々だけだとパニクったかも。結局成田行きの標示が出ないまま搭乗。滑走路がだいぶ混んでいるようで、飛行機に乗ってから離陸まで1時間くらい待たされた。飛行中に大きな揺れが数回来て、緊張。北京に着くと良い天気。う~ん・・・・。北京で一旦下りて出国審査を受け、再び同じ飛行機に乗り込む。時間に追われて結構忙しかった。成田に向かう途中では、青い空の中のまん丸い月と、日の入りで赤く染まった雲がきれいだった。

|

« 中国の旅その1 2012.6.25~29 | トップページ | ロシアの古都ノーブゴロド »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 中国の旅その1 2012.6.25~29 | トップページ | ロシアの古都ノーブゴロド »