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北アルプス・氷河公園 2012.8.29~31

 読売新道を歩く計画だったが、このプランの発案者が足を痛めてしまって、行かれなくなってしまった。発案者抜きで行くわけにはいかず、今回のもう一人の同行者から赤石岳と荒川三山の提案があり計画も作ってくれた。ところが今度は自分が自転車でこけて、足を痛めてしまった。無理をすれば歩けないことはないかなとも思ったが、大きなアップダウンがあり長丁場の赤石、荒川を歩くのは不安。それで、場合によっては途中でリタイアが可能な氷河公園を計画した。心配した足の影響はほとんどなく、逆さ槍ヶ岳を楽しんできた。
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○ 北ア・氷河公園 2012.8.29()8.31()  

 29日(水 曇後雨

 松本(10:08)= 新島々(10:3810:55)=上高地(12:0012:30)-明神(13:2013:30)-徳沢園(14:2014:30)-横尾山荘(15:25)

 この時期、上高地は平日にも拘らずかなりの人。しかし、明神を過ぎると観光地から山に変わり人はぐっと少なくなった。道の両側にはサラシナショウマやトリカブトなどの花々が見られる。上空は雲で真っ白。明神や穂高の稜線には雲がかかってしまP8298783sっている。徳沢園を過ぎた頃突然雨が降ってきて焦ったがすぐに止んでほっとした。横尾に着き宿泊の手続きを済ませてから、外のベンチで酒を飲んでいると又小降りながら雨が降り出し、小屋の中に入った。今晩世話になる横尾山荘は1泊2食付で9,500円也の立派な山小屋。2段ベッドが部屋に4組ある構造。個室もあるようだ。風呂まである。山に来てまで風呂には入りたくない、せっかく山に来たのに風呂なんかと、入浴は辞退した。食事もよくて、こんな山の生活に慣れてしまったらどうしよう。ちょっと恐怖感。談話室にはパソコンが置いてあって、気象協会の天気予報がチェックできた。それによると。明日もあまり期待できなさそう。少し前までは、晴れ続きの予報だったのに。

8月30日(木) 曇時々晴後雨

 横尾山荘(3:40)一ノ俣(4:354:45)-槍沢ロッジ(5:20)-ババ平(5:556:05)-天狗原分岐(7:407:55)-天狗池(8:258:55)-横尾尾根のコル(9:3010:00)-天狗池(10:30)-分岐(11:0011:30)-ババ平(12:001225)-一ノ俣(13:1513:25)-横尾山荘(14:10)
 朝3時に起きて、準備をして3時半過ぎにヘッドランプをつけて歩き始める。小屋の中で、起きているP8308788s人はいるが出かけるのは我々だけのよう。「早いですね。」と声を掛かられたので「歩くのが遅いですから。」と返した。一ノ俣を過ぎた頃から明るくなってきた。空を見上げると大部分雲に覆われているが、少しだが青空も見えてちょっと期待する。ババ平から周囲の展望が開けてくる。沢のほうから突然“ドドッ”という音がして、びっくり。雪渓が崩れた音だろうか。トリカブトやアザミなどの花が見られる。一時晴れ間が出て影ができるようになり期待したが、すぐにP8308810s雲が広がってしまった。なかなか天狗原への分岐につかないので見落としたかとちょっと心配になってきた頃、やっと分岐に着いた。天狗原方向に少し入って雪渓を渡ったところで一本を取る。朝の露に濡れて水玉をいっぱい着けたチングルマの実がたくさんあった。アオノツガザクラも見られる。ガスの切れ間から槍ヶ岳が見えるようになった。天狗原への道はガスにまかれるとやばそうな感じなので、ルートを頭に入れるように努力をして歩く。やがて天狗池に着いたが、槍ヶ岳はしっかりと姿を現してくれていて、逆さ槍ヶ岳を十分に楽しむことができた。東鎌尾根が写っている様子も楽しむことができた。まだ時間に余P8308820s裕があるので、穂高の展望を期待して、横尾根のコルまで上がってみることにした。途中、ミヤマリンドウやウサギギクなどの花々を眺めながら急傾斜を上がって尾根に出る。前穂とその北尾根がガスから出たり入ったりを繰り返し一喜一憂する。ガスからすっかり出てくることを期待して30分ほど粘ってみたが、残念。天気も心配なので諦めて下ることにした。天狗池に戻ると、槍はすっかり雲の中に入ってしまっていた。猿がどこからか出てきて水浴びをしている。分岐に戻り横尾方向に下り始めるが、そういう時間帯なのだろうか歩いている人がいなくて、非常に静かな山になっている。ババ平を過ぎると樹林帯に入って展望がなくなるが、沢に沿った道なので水の流れを眺めたり、朝はしぼんでいたハクサンフウロが開いているのを眺めたりで単調にはならない。槍沢ロッジに着くと沢山の人が小屋の外にいた。ここを過ぎると登ってくる人に会うようになったので槍沢ロッジ泊まりが多いのだろう。一ノ俣を過ぎてしばらく行くと槍沢の河原から槍が見えるという槍見河原があり、何人かの登山者が立ち止っていたが、雲の中に入ってしまっていて見ることはできなかった。その後はさすがに単調になってきて、足に来たかなと思う頃横尾に着いた。今晩も横尾山荘泊まり。宿泊の手続きを済ませてから、ビールを買い求めて、痛めた足の影響はほとんどなく無事に歩けたことに感謝をして乾杯をする。ビールがおいしい。食事中に窓から外を見ると、雨が降り始めていた。

8月31日(金) 曇

 横尾山荘(3:35)-槍見台(4:104:20)-横尾(4:455:45)-明神池(7:458:40)-上高地(9:5010:10)=新島々(11:1511:31)=松本(12:00)

 今日は天気が良ければ、蝶ヶ岳を越えて上高地へ下る計画。昨日と同様3時に起きて外の天気を確認すると、星が見えてよく晴れている。昨日確認した予報では悲観的だったので、びっくり。とにかく準備をして歩き始める。最初から階段交じりの急傾斜にしごかれる。やがて着いた槍見台では、肩の小屋の明かりと、槍の穂がシルエットで見えて非常に良い感じ。稜線に出てからの穂高の展望が期待できるかなと思っていると、雲がグングンと広がってきて上空を覆い始め、星が全く見えなくなり、やがて槍ヶ岳も雲の中に隠れてしまった。わずかだが、雨も降り始めた様子。昨日確認した予報のとおりになりそう。雨の中を歩くのは嫌だし、P8318899s
穂高の展望も期待できそうもなくなってしまったので、横尾に下りることにした。小屋に戻ってから、いまさら部屋に戻るのも憚られたので、小屋の外で同行者が持ってきてくれたコーヒーを作って飲みながら、朝食を摂ってから上高地に向かう。途中晴れ間が出てきてちょっと焦ったりしたが、空の大部分は雲に覆われており穂高方向にも雲がかかっているので納得する。拝観料300円也を払って明神池を、時間をかけて散策する。明神池の神々しい雰囲気を味わい、上高地に向かう。河童橋からの穂高は雲の中だった。
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