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焼岳、霧訪山、守屋山 2012.9.28~30

 高校山岳部の同期会が平湯温泉であるので、それに合わせて山に行こうとそのメンバーの一人のSHOさんからお誘いがあり、プランを作ってくれた。焼岳はなんとなく今まで登る機会のなかった山。霧訪山、守屋山は自分には今まで馴染みのない山だが、ネットで見るとどちらも展望の良い山のよう。いずれも初めての山で大いに期待。
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○ 焼岳、霧訪山、守屋山 2012.9.28()9.30()  

9月28日(金) 晴

 登山口(6:30)稜線(9:209:30)-焼岳(9:451005)-焼岳小屋(11:0011:05)-田代橋(12:45)-上高地(13:00)=焼岳登山口(13:25)=安房峠=平湯温泉(15:00)

 前日のうちに、焼岳新中の湯ルートの登山口前の駐車場に入りテントを張って一夜を明かす。我々が着いた夜半には他に駐車している車はなかったが、朝にはだいぶ増えていてひんしゅくを買うと、あるいは車につぶされるとまずいと思い、早々にテントを撤収すP9289442sる。準備を済ませ、いつものとおり足腰を伸ばして歩き始める。しばらくは展望のない樹林帯の中の登山道を上がっていく。2000mを越えた頃、前方に南峰が見えだした。さらに上がると南峰の右側から噴煙の上がる様子も見えるようになってきた。さらにしばらく進むと前穂や奥穂が見える。色づき始めたナナカマドがきれい。やがて展望の良い広場があり、さらに行くと樹林帯を抜P9289453sけ、山頂を見ながらの登りになる。下にはシラタマが群生、黒い実をつけたガンコウランも見られる。振り返ると頂上を尖らせた乗鞍岳が望めた。やがて出た北峰と南峰を結ぶ稜線では、岩の間から笠ヶ岳を望むことができる。三角点のある南峰には現在登ることはできないようで、ロープで登山道がふさがれていた。下には池がある。噴煙の脇を通って、北峰の頂上へ登りつく。今日はまさに快晴で、頂上からは素晴らしい展望。穂高岳、槍ヶ岳、水晶岳、笠ヶ岳そして噴煙の先に今年の夏に登った白山等々。アクセントに雲が欲しいななどという贅沢な希望。穂高が前に大きく見えているためか、槍の穂が小さく見えてしまう。あまりの素晴らしい展望に立ち去り難かったが、いつまでも居るわけにいかず、まさに後ろ髪をひかれる思いで頂上を後にする。下りは、天気が良いし、時間に余裕があること、同じ道を帰るのは面白くないということで、上高地に下ることにする。中尾峠まではかなり急傾斜の道。中尾温泉口から上がってくるP9289499s_2のか、登ってくる人が多い。落石をしないように気を遣いながら急傾斜を下りていく。中尾峠に下りついてほっとする。少し上がると焼岳展望台があり、振り返って今登ってきたばかりの焼岳を展望する。焼岳小屋のある新中尾峠で中尾温泉、西穂高岳への登山道と分かれ、上高地に向かう。右方向に焼岳、そして正面下に見えだした大正池そしてその上の霞沢岳などを眺めながら上高地に向かって下っていく。霞沢岳は何年か前に徳沢峠から登って、穂高の展望を楽しんだことがありちょっと思い入れがある。何箇所か梯子がかけられている登山道をぐんぐんと下っていく。下に見えた大正池が下りるに従って正面近くに見えるようになり、高度が下がっていることを実感する。やがて、エアリアに工事用道路と書かれた広い道路に出る。田代橋で梓川を渡り、大正池から来ている遊歩道を辿って上高地のバスターミナルに着いた。バスターミナルからはタクシーで駐車場所に戻り、安房峠を越えて今晩の同期会の会場の平湯温泉へ向かう。

9月29日(土) 曇時々晴

 平湯温泉(8:50)=松本IC(10:00)=塩尻IC(10:10)=霧訪山登山口(10:4010:55)-避難小屋(11:30)-霧訪山(12:0012:40)-登山口(13:1513:35)=守屋山・片倉登山口(15:00)

 同期会で昨夜飲みすぎたようで、朝が辛かった。皆と別れて宿を出て、安房トンネルをくぐり松本ICから長野自動車道に乗る。塩尻ICで下りて今日の山の霧訪山登山口に向かう。駐車場には既に何台かの車が駐車していたが、地元の車に交じって東京や愛知県から来たと思われる車も駐車していた。空には雲がかなりあるが、山の方向は青空。日が出ていてもうすぐ10月とは思えない暑さ。駐車場から少し上がると登山口があってそこから山道になる。登山口を示す大きな看板が、山道の上を横断している。この山は松茸やその他の茸が採取できるようで、財産区あるいは採取する権利を有している人が設置した、松茸等を採取しないようにという旨の看板が、頻繁に掲げられていた。また、山道を外れないようにロープや網が張られて、しっかりとガードしている。そのためと思うが、かなりの傾斜にもかかわらず山道はジグザグではなP9299501sく直線的に上がっていく。御嶽山の信仰に関わりがある山のようで、「御嶽山大権現」と書かれた石碑が立っていた。さらに上がると、「かっとり城跡」と書かれた看板があった。謂れが書いてあったと思うが、そこまで読む余裕はなかった。やがて避難小屋が出てきて、さらに30分ほど急な登りにあえぐと、霧訪山の頂上へ登りつく。頂上には登山口の小野神社の会地社(おうちしゃ)が設けられている。曇空のためか、若干シャープさには欠けるもののまさに360度の素晴らしい展望。甲斐駒ヶ岳、北岳から光だけまでの南アルプスのほぼ全山、八ヶ岳は権現岳から蓼科山までの全山、美ヶ原、北アルプスの槍ヶ岳、穂高岳、常念岳、中央アルプスの空木岳等々、展望盤と照合しながら山座同定P9299504sをしばらく楽しむ。この山には分水嶺が通っていて、日本の中心地だそうだ。下るルートがいくつかあるようで検討したが、いずれも車の駐車場所から離れた場所に下りてしまうことになるようなので、同じ道を下ることにした。ただ、御嶽山大権現のすぐ上から分岐して、駐車場所の近くに下りるルートがあるようなので、注意して歩いたが分岐が見つけられず、結局登山口まで同じルートを下った。下山後、明日登る予定の守屋山の片倉登山口へ向かう。途中コンビニに寄って、夕食の調達をして片倉登山口近くで宿泊する。諏訪湖で花火大会をやっているのだろうか、夜遠くの方から花火の音が聞こえてきた。

9月30日(日) 曇時々晴

 駐車場所(5:15)-守屋山・片倉登山口(5:20)-稜線(5:55)-1480(6:10)-守屋山(6:457:00)-1480(7:25)-1443(7:40)-林道(8:05)-三つ峰(8:258:35)-林道(8:55)-松尾峠(9:25)-登山口(9:35)-駐車場所(9:4010:00)=諏訪IC(10:40)

 夜中に雨の音が聞こえたが、しばらくして止んだ。降ったり止んだりは嫌な天気だなと思ったが、4時頃外に出てみると星が見える。出発の準備をし、足腰を伸ばして歩き始める。登山口には守屋山登山口を示すまだ新しそうな標識が設置されていた。30分ほど急な傾斜を登って、松尾峠と守屋山を結ぶ尾根に出る。ここで向きを西方向から北方向に変える。ここには高遠町が設置した標識があった。空を見上げると樹林帯の中なので、よくわからないが雲が広がっているよう。星空はどうしちゃったのだろうか。1480は東側を巻いていくが、尾根に戻るところでトリカブトの群生がP9309517s見られた。この山はトリカブトが非常に多い山でこの後もずっと見られた。30分ほど上がってから向きを東方向に変えて少し行くと守屋山頂上に登りついた。ここも昨日登った霧訪山と同様展望の良い山のようだが、今日は残念ながら雲に覆われ視界はあるもののボンヤリとした眺めになってしまっている。一応見えているのは、八ヶ岳のほぼ全山。特に蓼科山が大きく見える。昨日は空木岳しか特定できなかった中央アルプスが、空木岳の他に千畳敷カールとその上の木曽駒ヶ岳や宝剣岳が確認できた。南アルプスでは仙丈岳だけが雲の上に頭を出してくれている。その他の山は雲の中に入ってしまっていて、残念。登ってきた道を1480まで戻り、巻かずにピークに登ってから向きを西方向に変える。踏み跡はある。1443を越えた先で今度は向きを南に変える。林野組合の標識が頻繁に出てきて、恐らく組合員のためと思われる赤いビニールテープのマーキングが続く。林道にいったん下りてしばらく急傾斜の尾根を上がると分岐がある。左(東)方向の踏み跡は松尾峠を通る林道に下りていくもの、右(西)方向が三つ峰の頂上に向かうもので、とりあえず三つ峰の頂上に向かう。頂上には三角点が設置されているが、山名標識は見当たらなかった。分岐に戻って東方向への尾根に入る。しばらく下ると、尾根から離れて急な広い斜面を下るようになり、しばらくで林道に下り立つ。きれいに舗装された林道だ。頂上を下り始めたときは寒く感じたが、青空が広がってきて、太陽の日射しで暑くなってきた。松尾峠を越えたすぐ先でと八ヶ岳が望めた。やがて朝登り始めた登山口に着き、そのすぐ先の車の駐車場所に戻った。
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コメント

キルティプルの丘の上で日本の秋山満喫しました。ありがとう!
すばらしい青空ですね。
この夏は去年に続いて朝日連峰は大鳥池から大井沢へと歩きました。
晴天に恵まれなかった分 涼しくて 予想よりも時間がかからずに歩き通せましたが、荷物を背負ってはガイドブックの5割増の時間ではもう無理になりました。岩場を恐る恐る下って着いた天狗小屋では 狐穴小屋から連絡を受けた小屋番が 遅いので何かあったかと心配して待っていました。20年ぶりでヒメサユリにも会えたし、朝霧の晴れる時間に会った 大井沢の日本一の大栗の木も印象的でした。朝のバスで入山するために鶴岡に前夜泊した日に訪ねた注連寺(森敦の「月山」の舞台。木下晋の合掌図他の天井画があります)も良かったです。
こちらに着いて1週間ですが、まだヒマラヤは厚い雲の中で1度も見えていません。

投稿: SY | 2012年10月 6日 (土) 14時48分

SYさん、コメントをありがとうございます。そしてネパール通信ありがとうございます。さっそく引用させていただきました。焼岳は素晴らしい天気で、青空と眺めを堪能してきました。一緒に登ったSHOさんが“晴男の俺のせいだ。感謝しろ。”と言っていましたが・・・・・。ヒマラヤの写真期待しています。そのうち生ヒマラヤを見に行きたいと思っているのですが。

投稿: wakaba3 | 2012年10月 6日 (土) 17時40分

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