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八ヶ岳・麦草峠~硫黄岳 2012.10.8~9

久しぶりでテントを担いで山を歩く気になり、10年以上前のテント山行再開の原点の八ヶ岳の黒百合平にテント泊をし、天狗岳と硫黄岳を越えて美濃戸に下りる計画を立てた。テント山行再開後何回か黒百合平にはテント泊をしているが、最初の山行以外はすべて雨にあっていて非常に相性が悪い。相性の悪さを克服することと、テントを担いでの山行を楽しむことが今回の目標。
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○ 八ヶ岳・麦草峠~硫黄岳 2012.10.8()10.9()  

10月8日(月) 曇時々晴
 茅野(10:35)=麦草峠(11:5011:55)白駒池(12: 35)-高見石(13:2013:30)-中山(14:4514:55)-黒百合平(15:25)
 途中駅で電車を乗り換えるための階段の上り下りが、荷が重くて結構辛く不安になってきた。電車の中からの甲斐駒ヶ岳や鳳凰は雲が少しかかり、それがアクセントになって良い眺め。小淵沢付近では上空は真っ青なのだが、これから行く八ヶ岳には雲Pa089524sがかかっていて心配。茅野駅に近づくと、車窓の正面に槍ヶ岳と穂高が見えてビックリした。今まで気が付かなかったのか、こんなに展望が効く機会がなかったのか。茅野からのバスでは、車窓から紅葉したカラマツが楽しめた。麦草峠までもう少しというところで、車が渋滞。駐車場からあふれた車が路上駐車しているのが原因のようだ。そういえば世間は3連休で今日はその最終日だった。遅くなることを心配したが、予定より10分程度遅れただけで麦草峠に着いてほっとする。ストレッチは駅でバスを待つ間に済ませたので、バスを降りてからすぐに歩き始める。上空は雲に覆われてしまった。赤く葉を染めたPa089531s木が見られ、これから先で紅葉が楽しめることを期待する。白駒池に向かって樹林帯の中をしばらく行くと、高い木がなくシャクナゲなどがあるエリアに出た。“白駒の奥庭”というそうだ。白駒池は湖畔が赤、その上が黄色、その上が針葉樹の緑、そしてその上の空が青なら良いのだが、残念ながら曇空でちょっと残念。高見石へ登る道は、大きな岩が続き岩以外のところは泥んこで、歩きにくい。高見石の上に登ると、下に先ほど行った白駒池が見えるが、これから行く方向は雲の中に入ってしまっている。中山に登る道も高見石までの道と同様で、足元が悪く歩きにくい。やっと登りついた中山展望台からは展望はなくて残念。中山山頂は樹林に囲まれ展望がないが、少し下ると南東方向の展望が開け下界が見えた。近くの天狗岳は、ガスで見えたり隠れたり。中山峠で尾根から離れて、黒百合平へ。小屋でテントの受付をすると一昨日・昨日は3連休の為なのだろう、いっぱいだったようで「今日はゆっくり張れますよ。」と言われた。それと夜半はかなり冷えるから気を付けるようにとも言われた。シュラフを冬用にしてよかった。

10月9日(火) 曇時々晴
 黒百合平(5:05)-稜線(6:30)-東天狗岳(6:457:00)-根石岳(7:30)-夏沢峠(8:00)-硫黄岳(9:059:20)-ショウゴ沢(10:25)-赤岳鉱泉(10:4011:00)-車道(12:0012:20)-美濃戸(13:05)-美濃戸口(14:0015:00)=茅野(15:37)
 昨日の夜は寝るタイミングを逸してしまったようで、なかなか寝付けなかった。夜半にキジで外に出てみると星がいっぱい。良い天気を期待する。それほど寒さは感じない。今日のコースは、エアリアのコースタイムでは7時間30分で、美濃戸口のバスは15時発。ちょっと早いかなとも思ったが、久しぶりのテントを担いでの山歩きなので、バテテ時間がかかる恐れを考えて5時に出発する。小屋の前の温度計はマイナス2.5℃?(アルコールの赤い線が細くて見難かったので、見間違いかも)を示していたが、それほど寒さは感じない。尾根通しではなく、スリバチ池と標識に書Pa099551sかれたルートから天狗岳に向かう。樹林帯の中の急傾斜をしばらく上がるとやがて樹林帯を抜け、展望が開けてきた。東の空は赤く染まっているが、雲があるので日の出を見るのは無理そう。西方向には街の灯が、正面には天狗岳がシルエットで見えた。左下に池が見えたが、標識に書かれていたスリバチ池だろうか。“天狗の奥庭”と書かれた標識があった。大きな岩が積み重なった上に付けられた傾斜のないルートを進んでいPa099559sく。雲海の上に槍ヶ岳、穂高岳、乗鞍岳、御嶽などが見えだした。また、前方の山が針葉樹の緑の中に赤や黄が入り混じっていてきれい。ここまでの緩い傾斜が変化して登るようになると、やがて中山峠からの尾根に出る。穂高に日が当たるようになってきた。さらにしばらく上がって東天狗岳頂上へ。上空に青空は見えるが雲の方が勝っている感じ。太陽は雲の中に入ってしまっているが、展望は十分に楽しめる。南方向ではすぐ近くに硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳、その先に南アの北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈岳等。西方向には中央アルプスがほぼ全山、御嶽は西天狗岳に隠れてしまっている。さらに乗鞍岳、北アの穂高、槍ヶ岳、双耳峰の鹿島槍ヶ岳、そして煙を吐いている浅間山等々素晴らしい展望。山座同定をしながらしばらく展望を楽しむ。三角点は西天狗岳にあるのだが、過去に何度か行っている、標高はこちらの方が高い等の理由で今回は西天狗岳をパスして硫黄岳に向かうことにした。ここからの下りは少しの距離だが、やせた急傾斜の岩尾根で荷が重いこともあり慎重に下る。根石岳からは、天狗岳では見られなかった御嶽を望むことができた。根石山荘を過ぎると樹林帯に入る。夏沢峠までの下りが意外と長く、心配になってきた頃やっと着いた。硫黄岳が真上に大きく見えて、頂上に登るまで体力が持つか心配になってきた。太陽が完全に雲から抜け、上空には青空が広がり硫黄岳頂上からの展望の期待感が膨らんできたのだが、すぐにガスが湧いてきてしまって太陽と硫黄岳を隠してしまい、ちょっと登る元気がなくなってきてしまった。でも硫黄岳を越えないと家に帰れないので、気を取り直して登り始める。樹林帯を抜けると平らな石が敷き詰められていて、歩き易いように整備してくれてある。峠からはかなり急傾斜に見えた登りも上手にジグザグを切ってくれてあり、Pa099583sそれほど辛さを感じることなく頂上に着くことができた。頂上付近の石には氷がついている。登っているときにはガスがいっぱいだったが、頂上に着くころには概ねガスが取れて、展望があるようになってくれた。赤岳には何故か雲が纏わり着いているが、隣の阿弥陀岳は良く見えている。北アルプスは槍ヶ岳と穂高岳が見えている。乗鞍岳や中央アルプスの山々は見えているが、御嶽や南アルプスは雲の中に入ってしまっている。硫黄岳の三角点は北東方向に少し行ったところに設置されているが、山頂の標識がある今いる場所の方が標高は高いので、三角点には行かなくて良いでしょう。再びガスが出てきて阿弥陀岳を隠してしまい、また冷たい風が吹いていて寒くなってきたことから硫黄岳を後にした。赤岩の頭の先からは樹林帯に入る。樹間に赤岳、阿弥陀岳方向を望むことができるが、赤岳の前にかかった雲はとれない。単調な樹林の中の道を黙々と下っていく。針葉樹林で、時折紅葉した広葉樹が混じっているがほとんど紅葉は楽しめない。赤岳鉱泉は正面に横岳の西壁が見えるような気がしたが、記憶違いだったよう。いずれにしてもガスで上は見えない。周辺には何本か紅葉している木が見られた。バスの時間まで余裕があるので、紅葉を楽しみながらのんびり下ろうと思ったが、紅葉をしている木はほとんど見られなかった。美濃戸では3連休が過ぎたのに、駐車場はほぼいっぱいだった。美濃戸口にはバスが発車する時間の1時間ほど前に着いた。茅野へ向かうバスの車窓から、八ヶ岳の山々がしっかりと見えた。何だよう!!

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