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ネパール通信12-2-6

さなえさんはJAICA青年海外協力隊からキルティプル市役所に環境問題で派遣されています。
下宿のお姉さんが「日本人に教えてもらっているから一緒に行こう」と誘ってくれて近所の家にお邪魔したのは1週間前でした。
よく分からずにカメラだけ持って付いて行ったのでしたが、圧倒されるほど大勢の女性(ほとんどは近所の顔見知りでした)が集まっていて、中心に彼女がいました。
その日は前日教えてもらった新聞紙を紐状に折り畳んで平編みしたマットの作品と 新しく習う籠作りの材料持参のようでした。
私は何も持って行かなかったのですが、今日の課題に取り組む人たちの写真を撮りつつ 提供された新聞紙を使って 少し変えた二重に組んだ小型マットを作って持ち帰りました。
このマットは洗濯時や屋上での日向ぼっこに活用している低い椅子にぴったりの大きさで 重宝して使っています。
籠は 手箒をばらした草を芯にして細く切ったビスケットやチャウチャウのコーティングした包装紙を固く巻きつけた紐を作り、この紐をぐるぐる巻きながらナイロン紐を割いて毛糸針に通した「糸」で留めて行くという方法で作るのでした。(タライ地方の人たちの作ったものが市場で売られています。)
さなえさん自作の見本は 作るのに1ヶ月かかったそうです。
戻ってから私もやってみたのですが、固く巻きつけるのに技術が要るし、ナイロン紐もないし、大物は敬遠して 彼女がその籠の中に入れてきていたクリスマスツリーの飾りが同じ方法で作ったものだったので それをまねて、内側の銀色を表にした短い紐を作って木綿糸で留めながら星を作ってみました。
この星を首から下げるようにして今日、その家の女の子にあげましたが、大喜びで 皆さんにも好評でしたし、さなえさんも「是非普及してください」と言っていました。
短時間でできるし、子どもはこの類が大好きですからね。
1週間の成果を持ち寄るのが負担だったのか、今日の出席者は少人数でしたが、皆さん 大小はあるものの しっかり籠になった作品を持参していました。
今日は 布を紐状にして編んで行くことを教えていました。
鈎針編みが初めての人もいましたが、針を使わずに編んで行く方法も教えていました。
キルティプルは環境問題に力を入れていて、下宿にも生ごみから肥料を作るための 市からもらったプラスチック製容器があり、私の生ごみもそこに捨てます。
できるだけゴミを出さないように 楽しみも加わった活用方法を教えるのが彼女の仕事で、自らもそれを楽しんでいるし、隣村のパンガに住んでいて歩き回る生活も好きな人のようです。
さなえさんは1月に2年の派遣期間が終わるけれど まだここに居たいと言っていました。
ネパール語は日本での研修もありますが、ネワール語はこちらに来てから覚えたそうで、キルティプルで働くには必要だからとさらりと言っていましたが、たった2年の仕事のために新しいことばを覚えるということに 若いからとは言え 脱帽です。
手仕事とは言え 人に教えるためのコミュニケーションできることばをものにするのはそう簡単なことではないはずですが、流暢にやりとりしていたし、風貌もこちらの人と見まがうほどです。
彼女が懇意にしているチョバールの家にお呼ばれに行った時に出会ったのが この会場になった人の家で、こんな形で「来てほしい」と招いてくれる所で次々に講習会を開いていると話してくれました。
今までに出会った青年海外協力隊派遣の人で 彼女のような前向きで楽しそうな人は初めてで 私の認識も少し変わりました。
 
さなえさんが作った籠も見える講習会の様子 と 私があげた星を下げた女の子が写っている写真を添付します。
 
11/7 キルティプルから
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