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奥多摩・雲取山~石尾根 2012.10.25~26

今月初めにテントを担いで八ヶ岳を歩いたことに、自信が出てきたこととテント泊の楽しさを思い出して、今回は紅葉を期待して奥多摩への、やはりテントを担いでの山歩きを計画した。赤指尾根を上がることをプランしていたのだが、かなりの急傾斜があるという情報があり、テントを担いで上がることに弱気の虫が騒ぎだして、ちょっと早いかなとも思ったが紅葉が良いという水根沢林道から上がる計画に変更した。
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○ 奥多摩・水根沢林道~雲取山 2012.10.25()10.26()

10月25日(木) 曇後晴

 奥多摩(7:00)=水根(7:157:20)木橋(9:15)-榧の木尾根(11:00)-鷹ノ巣山巻道(11:20)-鷹ノ巣山避難小屋(11:5012:05)-赤指尾根分岐(13:10)-七ツ石山(13:4014:00)-ブナ坂(14:10)-奥多摩小屋(14:45)

 奥多摩駅では、予報通り空はどんよりとした曇り空。予報が外れることを期待したが、甘かった。丹波行きのバスには平日にも拘らず登山者が何人か乗っていたが、水根で降りたのは自分一人。道路の電光掲示の温度計は9℃を示していた。奥多摩むかし道と水根キャンプ場の標識を頼りに進む。舗装道路をしばらく行くと六ツ石山への分岐があり、さらに進むと七ツ石山、鷹ノ巣山方向を示す標識が立っていたのでそれに従って山道に入る。前を犬の散歩の方が歩いていて、分岐で方向を教えてくれた。バス停から登山口の途中熊の警告の看板が何枚か設置されていたので、山道に入ったところで鈴を鳴らしながら歩く。杉林の中に付けられたジグザグ道を、高度を稼ぎながら上がっていく。八ヶ岳の時と較べて、季節が進んだことでフリースを1枚と雲取山を往復するときのために薄い布のデイパックを増やしただけなのに、荷がかなり重い感じがする。やがて自然林になり、かなりの急な斜面に水平に付けられた登山道になる。下の方から沢の音が聞こえてくる。ダイモンジソウが咲いていた。右からの枝沢を渡るところで一本取る。樹林帯の中にいるので空の様子がわかり辛いが、少し明るくなってきたような気がする。さらにいくと、薄日が出てきたのか、影が見られるようになってきて天気の回復を期待する。情報では、奥多摩の紅葉は標高1500mを越えたあたりからということだったが、このあたりではその情報のとおり全く見られない。紅葉していれば、沢の流れとの組み合わせで眺めのよさそうなスポットが何箇所かあった。紅葉が始まったころ再度訪ねてみたいところだ。沢筋に下りて木橋を右岸に渡る。沢から離れて上がっていくようになるが、ここも紅葉していれば素晴らしいだろうなと思われるところだ。やがて人工林に変わPa259669sり傾斜も強くなってきたが、これが結構長くて辛かった。まだかまだかと思う頃やっと六ツ石山への分岐を通り、ここから水平道になってやっと榧の木尾根に乗った。この頃から色づき始めた葉が見られるようになってきた。上を見上げるとカラ松の色づいた葉と、少し広がってきた青空が見えた。やがて、鷹ノ巣山の巻道にでる。鷹ノ巣山は明日登ることにして今日は巻道をそのまま進む。ここまで上がってくると、紅葉した木が目立つようになる。真っ赤に染まった木や、金色のカラ松が出てきて思わず足を止めカメラを向けてしまう。避難小屋に着いた頃には、まだ雲が勝っているが青空も広がってきて、日射しも感じられるようになったが、小屋を出て水平道に入ると再び雲に覆われるようになってしまった。ここからも紅葉の木が続くが、日射しがないとなんとなくさえない。やがて最初のプランでは上がってくるはずだった赤指尾根への分岐を過ぎ、最後がかなり急な尾根道に喘いで七ツ石山頂上へ。雲取山は見えているが、飛竜山には雲がかかっている。ブナ坂への急傾斜を下り、雲取山方向に緩い傾斜を登る。実になっているマルバダケフキの群生とカラ松林が続き非常に良い感じだが、日射しがないこと、カラ松の向こう側が曇空なのが残念。ヘリポートを過ぎるとすぐに奥多摩小屋のテント場に着く。小屋でテントの受付をPa259746sし、テントを張ってから5分ほどヨモギ尾根方向に行った水場に行く。その後小屋で買ったビールで明日の良い天気を願って一人で乾杯をする。何年か前にやはりテント泊をした時には、ビール等は置いてなくて寂しい思いをしたのだが、いつからか置くようになったようだ。日が沈む頃になって雲が取れてきて素晴らしい日の入りのショウを堪能させてくれた。山で一晩をテントで過ごす者へのご褒美かな。

10月26日(金) 晴時々曇

 奥多摩小屋(5:05)-雲取山(5:556:15)-奥多摩小屋(6:507:15)-ブナ坂(7:45)-七ツ石山(8:05)-赤指尾根分岐(8:35)-鷹ノ巣山避難小屋(9:259:35)-鷹ノ巣山(10:0510:20)-六ツ石山分岐(11:35)-三の木戸山下(12:1512:25)-車道(13:05)-奥多摩駅(13:40)

 夜半に鹿だろうか、動物の鳴き声が聞こえた。今日は雲取山で日の出を拝み、富士山の展望を楽しむ計画。日の出の時間に合わせて、5時に出発する積りで4時に起きようと携帯のアラームをセットしたが、3時過ぎには目が覚めてしまい4時前に起きる。キジのために外に出ると星がいっぱいで、今日の好天を約束してくれている。4時になったのにアラームが鳴らない。チェックしたら、マナーモードになっていた。危ない危ない。朝食後ヘッドランプをつけて、歩き始めたが、意外と寒くない。東の空が、どんどん赤くなってくる。南方向の展望が開けてくるところに来て、富士山が見え始めた。頂上に登りつくと、東の空がかなり赤くなっPa269760sて日の出間近を思わせた。ちょうど日が出ると思われる場所には適当に雲があって、その雲が赤く染まっていくのがきれいだ。6時5分素晴らしい日の出、そして朝日の当たった素晴らしい富士山。日の出が東方向で富士山が南方向。日の出の様子と日が上がるに従って様子が変わる富士山の展望両方を見るのが大変。とにかく来て良かった。富士山に圧倒されて存在感が薄くなってしまっているが、南アルプスの甲斐駒から聖岳までのほぼ全山、甲武信などの奥秩父の山々そして富士山の前には大菩薩などの展望も楽しめた。まさに後ろ髪をひかれる思いで頂上を後にする。テント場に戻って、テントを撤収して石尾根を鷹ノ巣山に向かう。右に金色のカラPa269788s
松を前景の富士山を眺めながらの歩き。実のマルバダケフキの群生と、カラ松の組み合わせが昨日は曇り空でいまいちだったが、今日は日射しがあり空も青くて良い感じ。思わず何度も立ち止まってしまい、時間の経過が気になってしまう。ブナ坂へ一旦下って、七ツ石山を登る。富士山、南アルプス、雲取山の展望を確認して通過する。赤指尾根への分岐を過ぎて鷹ノ巣山に向かう水平道に入る。ここは昨日も歩いた同じ道だが、天気が全く違うためか眺めが違う感じがして、同じ道を歩いているとは思えない。赤や黄色の葉のついた木々を楽しみながら進む。避難小屋の周辺も、昨日は雲が多くて紅葉の眺めがいまいちだったが、今日は青空と日射しに映えている。鷹ノ巣山の登りは喘ぐかなと覚悟していたが、意外と簡単に着いた。いつの間にか上空に雲の塊がいくつか出てきて、時折太陽からの光を遮るようになってしまった。早朝にはきれいに見えていた富士山も、靄ってシャープさに欠けるようになってしまった。奥多摩の大岳山や御前山、三頭山なども見えているがなんとなく靄がかかっている感じ。下り始めた頃、大きな雲がちょうど太陽の下に来て、日射がなくなってしまって心配したがしばらくで回復した。富士山の前にも雲が広がってきて、姿を隠すようになってしまった。しかし、下っPa269871s
ていく尾根は両側から紅や黄色が迫ってきて紅(黄)葉のトンネルの中を進んでいるよう。城山を過ぎた頃だろうか、猿の集団に出会ってちょっと緊張。六ツ石山への分岐を過ぎてしばらく下ったころから、紅や黄の葉より緑の葉の方が目につくようになり、そろそろ紅葉も見納めの感じ。急な下りがしばらく続き、肩、腰、足に負担がかかる。三の木戸山の巻道では、栗の実の殻がたくさん落ちていた。そして紅い葉を見たが今回の山ではこれが最後だろう。やがて人工林の中の下りになる。あまり時間をかけて下るのもかえって辛いので、肩、腰、足それぞれと相談しながら歩く速さを調整して下る。しばらくで車道に下り立った。神社があったので、お賽銭を少し奮発して日の入り、日の出、富士山そして紅葉等で楽しい山歩きができたことを神様に感謝した。奥多摩駅ではちょうど電車が出るところで、あわてて飛び乗った。非常に楽しかった~!!でも非常に疲れた~。

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