« 倉見山・堂屋尾根~杓子山 2012.12.20 | トップページ | 大仙山 2012.12.28 »

ネパール通信12-2-17

キルティブル・ジャトラ(祭り行列)の様子の報告と、このお祭りの発祥の物語の紹介をしてくれています。

今年のキルティプル・ジャトラ(祭り行列)は12/22土曜日でした。
この国の休日は日曜日ではなく土曜日ですので、休日と重なった今年は大勢の人出が予想されていましたが、確かに祭りのご招待で親戚を訪ねるのではなく一介の見物人とみられる家族連れや若い人たちを大勢見かけました。
このお祭りは近隣の他の六村と共に「七村祭」の一環として祝われるもので、他村ではビシュヌデビ(すぐ隣のナガウンではバルクマリ)のジャトラですが、キルティプルではインドラヤニのジャトラです。
ビシュヌデビは創造の神ビシュヌのパートナー、インドラヤニは神の中の王さま、雨を降らせる神インドラのパートナーで、それぞれの村で祀られている女神の違いによるものですね。
キルティプルのこの祭り発祥の物語は 次のようなものです。
 
昔々 街の西の森に一匹の鬼が住んでいた。
その鬼が時にキルティプルの村人を恐怖に落とし入れていた。
何度もそれに耐えて後、ある日 鬼と村人の間に同意がなされた。
それから一定の日毎に 順番に 村人の一人が 鬼のために犠牲になった。
こうして月日が経ち、何人もの村人が生命を絶たれた。
ある日 老母の一人息子の番になったが、老母は息子を家に置いて自ら鬼の所に出向く。
道すがら老母はインドラヤニに祈願して行った。
インドラヤニは大変嬉しく思い、老母と村人の保護のためにその鬼を殺してやった。
その年から インドラヤニが村人全員を生かしてくれたので その女神のジャトラを祝うことになった。
 
もう何年も前に祭りの日の朝、下宿の主人とキルティプルの西のはずれまで散歩した時に、鬼への贈り物の食べ物を入れた籠を置いて道端に佇んでいた男の人が居て話しをしたことを思い出しました。(今でも この風習は続いていて 鬼への贈り物が用意されているのでしょうか?)
神輿の中に安置されているインドラヤニへの捧げものを用意して神輿の到着を待つ女性たちが、見物人の中で目立ちました。(本来の姿でしょうね。)
辻辻で神輿が下ろされると 窓や屋上に陣取って見物している人たちから マリ(ネワールの薄いパン。きれいな切り込みがなされているものも多かった)が担ぎ手たちの上に投げ落とされ、それを再び投げ返す白熱したやりとりもありました。(ひょっとして好きな男性をめがけて落としていたり・・・それに応えて投げ返したり・・・)
 
今回の滞在も残すは実質2日になりました。
キルティプル・ジャトラを最後に楽しめたのはうれしいことでした。
同じ番号の通信を2回も送ってしまい、大変失礼いたしました。(歳は争えないようです・・・)
通信を見てくださってありがとうございました。
皆さま どうぞ よいお年をお迎えくださいませ。
又 来春お目にかかりましょう。
12/23 キルティプルから 
1017 1026 1036

|

« 倉見山・堂屋尾根~杓子山 2012.12.20 | トップページ | 大仙山 2012.12.28 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 倉見山・堂屋尾根~杓子山 2012.12.20 | トップページ | 大仙山 2012.12.28 »