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ネパール通信13-1-10

ダウバジというのは、ネワールの伝統的な誕生日を祝うごちそうだそうです。

月曜日の朝、下宿の奥さんが「今日はアヌポンの誕生日だからシホコさんもダウバジを食べてくださいな」と、ダウバジとゆで卵と卵焼き(?酸味が強く、特別の名前があるのかもしれません)と出盛りのマンゴー1個を載せたお皿を持ってきてくれました。
何年かぶりのダウバジでした。
ダウバジとは バジ(ネパール語ではチウラ:炊いたご飯粒を平たく潰して乾燥させたもの)にダウ(ネパール語ではダヒ、ヨーグルト)と砂糖を混ぜたもので ネワールの伝統的な 誕生日を祝う食べ物 です。
ここで暮らし始めた頃には 誕生日の朝、戸口で配るダウバジに 近所の子どもたちが群れていましたが、そんな光景もすっかり消えてしまいました。
学生で年間暮らしていた時には ご主人と息子たち二人の誕生日の朝には必ずダウバジが届いたものでしたが、観光ビザでの滞在に切り替えてからは その時期ほどんど日本に居たようです。
こちらの暦は日本と違いますから、誕生日を覚えるのは簡単なことではありません。
最初は 来年こそダウバジが届く前、できれば前日にケーキを焼いておこうなどと殊勝にも考えたのでしたが、当時は学校の宿題と予習復習に追われていて前年の日記を開いてケーキを焼く日の確認などしている余裕はありませんでした。
ダウバジが届いてからあわててケーキを焼いては お返ししていたものです。
ケーキを食べるのは初めてという人たちでしたから 生クリームの飾りなどない せいぜい粉砂糖をかけただけのシンプルなケーキでしたが とても喜ばれました。
私が焼いたケーキが誕生日には届くと知った、何軒か先の奥さんに「息子の誕生日に焼いてくれ」と頼まれて焼いてあげたこともありました。
でも 遠い昔の話しになってしまいました。
お金さえ出せば 注文で 東京で買うのと変わらないケーキが入手できるカトマンズです。
食べてはいませんが、きっとお味も満足なものでしょう。
先日見せてもらった 友人の娘の誕生祝いの写真に写っていたケーキは ほんとうにみごとなものでした。 
キルティプルでは調達できないでしょうが、カトマンズまで買いに行くのはむつかしいことではありません。
そのケーキを喜んでくれていた息子たちもすっかり大人になりました。
長男と話していた時に 「子どもの頃にはケーキをおいしいと思ったが、今はもう甘いだけであまり食べたいとも思わない」と打ち明けられたことがあります。
ここに移ってきた最初の朝、食糧調達の案内をしてくれた次男のアヌポンは確か10歳でしたが、今では母屋の低い天井に頭が閊えるノッポになって 長男が使っていた下の部屋に移って寝起きし、バイクに跨って颯爽と毎朝ご出勤です。(彼は10年生を終えた時から朝の授業終了後に伯父さんの店で働き始め、大学を終えた今もそこで働いています。)
長男との会話を思い出して、牛乳を買いに走り、今回は コーヒープリンを家族5人分作って載せたお皿をお返ししました。
 
ピントがずれた写真で失礼。ゆで卵は歓迎や祝い事に欠かせません。大切な人や日には高価なアヒルの卵が使われます。ネワールの家を訪ねると甘い紅茶に卵(片目焼のことが多い)が一緒に出て来て 初めはびっくりさせられます。出盛りのマンゴーは1個40円位です。
朝市の写真を添えます。
キルティプルは二瘤の丘ですが、その鞍部にあるバーグバイラブ寺院の前で毎朝開かれています。
でも市場より安いとは言えません。ここでは値切りも仕事のうちなのですが、私はふっかけられた値段を聞いて買うのを止めてしまうことが多く、同じような行動のこちらの人も目にします。
さといもの茎と葉は、裂いて皮を剥き、刻んで油で炒めてから塩マサラ味の煮物に。緑ソースが滋養に富んでいる気分にしてくれます。芋も一緒だともっとおいしいのですが、今の時期はまだ付いていないのでじゃがいもを少し足します。
女性の売り手の手前 かぼちゃの後方に いぼいぼの皮を剥かれ切られて置かれているのはジャックフルーツ。パパイヤと同様に熟す前の若い実は野菜です。こちらの人は肉の味がすると言います。私も好きな素材で、ぶつ切りにしてから多めの油で炒めて塩マサラ味の煮ものにします。にんにく、しょうがは必需、玉葱と煮物用のこちらのプチトマトも少し入れたのが好きです。
 
6/11 キルティプルから 
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