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サファリ ケニア・マサイマラ

ケニアでサファリを楽しんできました。ライオンやチータ、ゾウさらにヌーの大集団などに出会えて非常に楽しかったです。前半のマサイマラでのサファリの様子を報告します。
なおサファリで出会った動物たちの写真をアルバムにしたので、そちらにもアクセスしてみて下さい。

○ ケニア・サファリ  2013.8.1()8.10()

8月1日(木) 

 前回(2000年)はエミレーツ航空で羽田発、関空経由、ドバイ経由だった。今回は経由地での待ち時間が少ないということで、カタール航空で成田発、ドーハ経由を選択した。日本ではドーハと言えば「ドーハの悲劇」でよく知られているが、その地を体験するのも良いかなと。

8月2日(金) 

 成田を予定の22時30分より20分ほど早く出たので、ドーハにはその分予定時間より早く着いた。11時間ほどの飛行時間だったが、大きな揺れを感じることはなく概ね静かな飛行だった。飛行機を下りるとバスに乗って空港ターミナルへ。猛烈な暑さを予想したが、涼しいくらいだった。ここで、5時間ほどナイロビ行の飛行機が出るまで待つことになる。着いたのが夜中の3時過ぎだったが、空港内のお店は開いているし、人もそれなりにいて、そんな時間を思わせない。空港内をドバイでやったのと同様に端から端まで歩いてみたが、約5分30秒だった。ドバイでは10分だったので、ドバイの方が大きいようだ。しかし、ここもハブ空港になっているのだろう、かなり頻繁に各地の空港への飛行機が飛び立っている。空港内にはさすがイスラDscn0632sの国でモスクがあった。デジカメやパソコンを売っている店を覗いてみた。陳列されている製品は、デジカメはCanon、Nikon、LUMIXなど日本製のものが殆んどだったが、パソコンでは、VAIOがわずか数台あるだけで、大部分はSAMSUNGだった。ドーハからナイロビまでは5時間ほどの飛行。ケニアへの入国にはビザが必要。ビザの申請をして、入国の手続きがスムースに済んでホッとした。空港にはサファリを誘ってくれたBAHATI(ケニア大好きな双子の姉妹が経営している花屋さん)のお二人、前回もお世話になったTEKKO(現地の旅行社)のガイドのオスカーさんが迎えに来てくれた。BAHATIのお二人はお店で販売するケニア製の雑貨類の買い付けで7月の初めからこちらに滞在している。ホテルに向かう途中、猛烈な渋滞に会う。ナイロビでは慢性的のようだ。ホテルにチェックイン後、シャワーを浴びる。今晩の食事は「PANDA」という中華レストラン。TEKKOの社長オキティーさん、明日からのサファリでお世話になるガイドのオスカーさん、そしてサファリを誘ってくれたBAHATIのお二人との会食。ケニア人のお二人は非常に日本語が上手で、日本語での会話に全く支障がない。楽しいSAFARIができることを願ってTUSKER(ケニアのビールで“牙”という意味)で乾杯した。ケニア人は冷たい飲食物が苦手のようでビールを常温で飲んでいる。冷たいビールが飲みたいときは、バリディと言わないといけないそうだ。

8月3日(土) 

 今日はマサイマラに向かうために朝7時にホテルを出る。小雨が降っていて肌寒い感じ。大地溝帯を下に望む場所で、最初の休憩をとる。大地溝帯は「地球の割れ目」と呼ばれ、ヨルダンからモザンビークまで7,062フィートあるそうだ。確かに雄大な眺めだ。いくつかの集落を過ぎていくが、市が開かれ賑わっている集落もあった。道の両側には、牛やヒツジ、ヤギが歩いているのを頻繁に見る。マサイマラが近づくとシマウマやガゼルが姿を現した。舗装路が終わり土ぼこりをあげながらダートの道をしばらく走り、やがてマサイマラ国立保護区に入っていった。まず、ヌーとシマウマが出迎えてくれた。3年前と変わらず大集団を組んでいる。さらに行ったところでブッシュの中にライオンが。唸っている声と、動いている様子はわかるのだが、顔や全身を現してくれない。しばらく待ったが、あきらめて先に進む。今度はブッシュの中で、お食事中をしているチータがいた。しばらく待っているとお食事がすんだようで、外に出てきて引き締まった美しい全身を見せてくれた。前回はナクルでお尻P8032255sを見せてくれただけだったので、ちょっと感激。次にはまだ鬣(たてがみ)が生えそろっていない、若いオスライオン2頭に出会った。またその近くには、その両親と思われるオスとメスのペアのライオンが、そして先ほどの若いオスライオンの妹と思われるメスライオンもいて、一家5頭のライオンと出会った。ヌーやシマウマの大集団を見ながら進んでいくと、ヒョウに出会う。しかし残念ながら木の陰に隠れていて体の一部はわかるのだが、全身を捉えることはできなかった。さらにキリンに次いでゾウ、バッファローに出会い、わずか3時間ほどのSAFARIでBig5のうちの4つを見てしまった。これからを大いに期待してしまう。チータ、ライオン、ヒョウなど見る機会の少ない動物に出会えたことで、ロッジに着くのが1時の予定が3時になってしまった。ロッジには大統領が来ているようで、ポリスが警備していた。遅いランチを済ませ、しばらく休んでから夕方のゲームドライブ(車でサファリをすること)に出かける。まずマラ川に行ってみると、カバそして水の中に沈んで目だけを出しているワニがいる。上流に上がっていくと全身を見せているワニが間近で見られた。何台P8032285s_2かのサファリカーがヌーの川渡を見ようと集まっていたが、今日はないだろうというオスカーさんの判断で、そこを離れる。ハゲコウが恐らくワニに襲われたのであろうヌーの死骸の肉を食べ漁っていた。川から離れ、いつもしっぽを振っているガゼルやインパラの集団と出会う。インパラは縄張り内ではハーレムの集団をつくる。まだ縄張りを持てない、ハーレムを作れない若いオスはオス同士で群れをつくっている。インパラの青年団というそうだ。ガゼルにはグラントガゼルとトムソンガゼルがあり、その見分け方はいずれもお尻が白い毛でおおわれているが、グラントガゼルは白い毛の形状がT字形、トムソンガゼルは円形になっている。インパラもおしりはやはり白い毛でおおわれているが、縦に3本黒い筋が入っている。お尻の模様は子供にとって大事で、その模様で親を見分けているそうだ。夜行性のハイエナがこれからお仕事に出かけるのを見送って、ロッジに戻った。
8月4日(日)
 7時にロッジを出発。今日最初に見たのはバッファロー。次が夜のお仕事から戻って来たところなのか、ハイエナの一家が食事をしている。巣がここのようだが、飛行場がすぐ近くにあって、居住条件としてはかなり良くないのでは、などとつまらない心配をしてしまった。シマウマの群れの脇を通ると数10頭のバッファローの集団に出会った。背中に鳥を乗せているが、ウシツツキというそうで、バッファローについているダニなどを食べているそうだ。そして恐ろしいほどの数のヌーの超大集団。サバンナがヌーで埋まってしまうのではないかと思うほどの数だ。ちょうど雨季と乾季P8042353sとが入れ替わる時期。エサを食べる場所を変えるので、移動をするために集団行動をする大量のヌーが集まってくるのだ。ヌーの集団から離れるとジーンズと靴下をはいているというトピが5頭ほど群れていた。遠くにキリン、ゾウ、ダチョウなどを見た後、マサイキリンをかなり間近に見た。角が短くなっている感じで、年を取ったキリンということだ。マサイ川に出ると10頭ほどのカバの集団。カバも集団をつくるのかとちょっとびっくり。ガイドさんにヌーの川渡が始まりそうだという情報があったようで、ヌーが集まっている場所に向かう。大移動の途中にマサイ川があり、その川を渡る様子が迫力があって、それを見ようと大勢の人が集まってくるのだ。自分もその一人なのだが。川岸のすぐ近くまでヌーの集団が迫ってきていた。そしてこれも大集団の車と人。いまにも川渡が始まりそうだという雰囲気になった時に車が一斉に川岸近くに寄ってきた。それにびっくりしたのだろう、ヌーは川岸から離れてしまった。川渡を見ようと車、人が異常に集まってきて、ヌーが川渡をできなくなってしまうといP8042387s
う批判を聴いたが「確かに」と思ってしまった。川を渡る場所を変えるというのをガイドさんが察知したようで、場所を変えるとすでに始まっていた。最初は土ぼこりがすごくてよく見えなかったが、やがてコースを変えたためかほこりが立たなくなった。すごい勢いで次々と川を渡っていく様子はすごい迫力。これを見ようと大勢の人が集まってくるのは・・・。中に川の流れに押されて対岸に渡れず流されてしまうヌーもいる。これらはいずれワニの餌食に、さらにハゲコウやハゲワシのエサになってしまうのだろう。我々が立ち入ることのできない、自然の厳しさだ。しばらくで何故か川渡が中断されたので、この場所を離れてロッジに戻った。朝ロッジを出る頃には、雲が多い空だったが昼頃になると青空が広がってきて、日射しを感じるようになってかなり暖かくなってきた。午後のゲームドライブでは、朝一番で見たバッファローのいたところには、数で圧倒されたのか、ヌーに入れ替わっていた。しばらく進むと木の下にライオンが寝ているとガイドさんに言われてよく見たが、いるのはなんとなくわかP8042416s
ったが姿は良く見えなかった。時折イボイノシシがしっぽを旗竿のように通っていく様子がなんとも面白い。道路の両側にキリンが一方は1頭、反対側に2頭いる。2頭のキリンは並んでベラサイトを食べていた。またよく似ていて区別がつけにくいトピとハテピストが並んでいてそれぞれの違いを自己主張しているようだった。さらにダチョウが2羽いた。そしてその後が今回のサファリでは、ヌーの川渡に次ぐヒットのチータの親子の様子。親子がじゃれあっていて、人間の親子と同じように思われた。そんな親子の様子をしばらく見とれてしまった。近くにガゼルがいたが、全く目に入っていないようで親子の触れ合いに集中しているようだった。その場所を離れて先に進むとダチョウがペアでダンスを踊っているのが見られた。さらにマサイ川を渡ってきたのであろうヌーが、長い行列を作って進んでいく様子を見てちょっと感動してしまった。
8月5日(月)

 朝のゲームドライブに出る直前、地平線から出る美しい日の出を見た。今日最初に出会ったのは1頭でいるメスのインパラ。出産直後は群れから一時離れ、何日かしてP8052453s
から子供を皆に紹介をして群れに戻るのだそうだ。少し離れたところにメスライオンが1頭歩いている。今日の朝食をどうしようか迷っている様子。近くをヌーが4頭通ったが、今朝は違うメニューが良いようで、関心を示さなかった。今度は我々の車のすぐ前にメスライオンが出てきた。その先に群れから離れてしまったのか1頭のヌーが歩いている。こちらのライオンは今朝のメニューはヌーと決めたようで、そちらに近づこうとしたが、ヌーがそれを感じてしまって一目散に走って行ってしまい、朝食の確保に失敗。ライオンの世界では食料の確保(ハンティング)をするのはメスの仕事で、食事の順番は、オス、メス、子供と決まっているそうだ。親父の権威はまだ保たれているようだ。先に進むとインパラとトムソンガゼルの集団が仲良く食事をしていた。草食動物は草が食料なのでその確保が容易だが、肉食動物はハンティングをしないと食料の確保ができないので大変だ。木が繁っている所があり、ゾウ、キリンが食事をしていた。今回はゾウを見る機会が非常に少ない。ゾウはヌーとあまり相性が良くないようで、ヌーが移動のために集合している時期にはヌーの出て行った場所にゾウが移動するのだそうだ。オアシスといった感じで水が貯まっている場所があり、水を求めてシマウマが集まってきていた。先に進むと少し離れた木の陰にリラックスして休んでいるメスライオンがいた。先ほどのライオンと違って、こちらは朝食が確保できて満腹でリラックスしているのだろうか。さらに先に進むと盛り上がった小山があり、そのてっぺんに3頭の若いオスライオンが座っている。時折我々の方に顔を向けてサービスをしてくれる。しばらく楽しませてもらった後道に戻って進んで行くと、大変派手なライラックニシブッポウソウと言う鳥が道端の木にとまっていた。イボイP8052529s
ノシシが2頭、しっぽを立てて道から草原の中に入っていった。さらにその先にはオスのダチョウが歩いていた。右からもう1羽オスのダチョウが近づいてきた。どうやら自分の縄張りに入ってきたダチョウを追い出しに来たようだ。縄張りに入り込んだダチョウはあっさりと反対方向に移動していった。午前のゲームドライブはこれで終わり、ロッジに戻る。ロッジにはハイラックスやブッシュバックなどの動物が訪ねてきて、飽きることがない。午後のゲームドライブに出ると最初に出会ったのは、やはりヌーの大行進。自動車道を歩いているので、ヌーの集団をかき分けて進む。セクタリー・バード(ヘビクイワシ)が歩いているのに出会う。英名と和名にあまりにもギャップがある。ゾウが5頭ほど群れているが、そのすぐ横に3頭のライオンがいる。ライオンがゾウを襲うということはないのだろう、ゾウは全くライオンに無関心。ライオンのいる方向に向かってヌー、さらにトピが進んで行く。やがてライオンの存在に気が付いたようで、引き返していった。ライオンはすでにヌーを仕留めていたようで、一生懸命食べている。ライオン、ヌー、トピ三者にとって自然界の中で生きていく厳しさを実感させてくれた何分間だった。その後どう展開するのか気になったが、この場を離れる。群れからはぐれてしまったヌーの子供が1頭で佇んでいた。近いうちにライオンのエサになってしまう運命のようだ。我々が立ち入れない自然界の厳しい掟を実感した。さらに進むとBig5では今回まだ見ていないサイ(クロサイ)がいるという。草の中に座っていて、動かしている耳と角が見えているとオスカーさんは言うが我々には見つけられない。しばらく待つと立ち上がってくれて、我々にも見ることができるようになった。クロサイは凶暴で近づくのは危険というので、双眼鏡での観察。カメラに収めることはできなかった。再び座ってしまったのを機にここを離れる。今晩の寝床をここと定めたのか、ほとんどが座り込んでいるヌーの集団の脇を過ぎると、木の下に座り込んでいるライオンがいた。今日はライオンによく出会った1日だった。マサイマラでのサファリは今日で終わり。サファリを十分に楽しませてくれたことに感謝してロッジに戻る。
Dscn0641sゾウの耳の形はアフリカ大陸の形だそうです
P8042373sカバも群れを作ります
P8042391sシマウマとヌーは一緒に行動することが多い
P8052464sサファリカー
P8042408sマサイマラのロッジの緯度、経度、標高が書かれています


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