ネパール通信13-2-6
前回に続いてヒマラヤの写真を送ってくれました。前回は見ることができなかった、マナスル、アンナプルナも見られたようです。それと、ネパールの満月の月も。
そちらでは 昨日の満月はいかがでしたか?
こちらでは 昇って来たのを最初に見た時 わあっ! と思わず感嘆詞が漏れた程 大きくて きれいな月でした。
「今日はサキプニだから プラサード(神様からの下がりもの)を食べなさい」とお姉さんが里芋とさつま芋の蒸かしたものとシャーバジ(味・色付けのしていない雛霰)の盛られた一皿を持ってきてくれました。
サキプニはネワール語で 里芋満月。
日本でも十五夜に里芋を供えましたね。(今でも続けていらっしゃる家もあるでしょうが・・・)
お皿に載っていた里芋は お姉さんが家庭菜園で育て収穫したもので この日のために取り置いてあったものでした。
ネワール族以外の人たちも この月の満月には里芋を食べるのか 今度トウダハに行った時にチニさん(チェトリカースト)にも訊ねてみようと思っています。
今日で連続8日 ヒマラヤが終日見えています。
昨日は 雲一つなく くっきり望めていたので 13:30に下宿を出て 再びチャンパデビ手前の1635mピークに行きました。
峠に下って行った外国人グループがやって来た方向に ピークを廻り込んで進むと 先の通信13-2-5に写真を載せた老木の桜の木の下に出ました。
花が満開になっていました。
先回は雲に隠れていたマナスルもくっきりと裾を引いて聳え、アンナプルナもヒマラヤ襞が見て取れるほどで、ここからの距離を疑いたくなりました。
もちろん これだけ近くに見えたのは初めてで、双眼鏡で覗いたらチャンパデビ山裾に半分隠れながらもマチャプチャレが山塊手前に聳えているが見えました。
斜め後ろのボサン村の裏山に太陽が落ちるまで ヒマラヤ観望を堪能しました。
最後の急な下りを終え、寒さを感じて 風除けに着ていた雨具上衣をフリースに着替えた頃から 予想通りに山が焼け始めました。
立ち止まっては シャッターを押し、帰りは行きよりも時間がかかってしまいました。
残念なことに 月を入れた写真は あまりに月が明るくて カメラ任せでは処理し切れなかったようで 手ぶれも加わり 上記の感動を定着はできていませんでした。
それで「月とヒマラヤ」のアングルだけは 前日にキルティプルの丘の上から撮った写真に代えました。
11/18 キルティプルから
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- ウイーン初夏のオペラ(2018.07.15)
- ウイーン初夏のコンサート③(2018.07.10)
- ウイーン初夏のコンサート②(2018.07.08)
- ウイーン初夏のコンサート(2018.07.06)
- ウイーン初夏の暮らしその2(2018.06.30)
コメント