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ネパール通信 14-1

イタリアから日本の方向に少し戻って下さい。yanshihoさんがネパールに行って、便りを送ってくれました。

日本の夏よりも涼しいネパールで猛暑をやり過ごそうと 今年は1回目の滞在を遅らせました。

しかし 雨季が遅れているそうで こちらもこれまでにない暑さが続いているとのことです。

でも夜間はぐーんと気温が下がって毛布が要りますし、気温が上がっても風の通り道にいれば快適です。

こちらの暦では今日から第三の月アサールです。

アサールになれば田植えをすることになっていて、早苗も出そろっていますし、間もなく待望の雨季が始まるでしょう。

今年の当地は停電よりも水不足が問題になっていますが、この原因は近年住宅が増えて給水人口に足りる水が来ないからです。

洗い水を溜めて水洗トイレに使うぐらいのことは始めましたが、炊事はもちろん入浴にも洗濯にもそれほどの支障は来していません。

亡くなられて1年を過ぎた母親の供養をキルティプルのグンバ(チベット仏教寺院)で行うから「おいでよ!」と友人のモヒニが電話をくれました。

お母さんは このグンバのアニ(尼さん)たちと懇意にされていたので 私も呼ばれた 一ヶ月目のプジャも自宅にアニたちを招いて行われたのでした。

言われた8:30に 西の丘を下って周遊道路から入るグンバに行くと アニの一人が プジャに必要なトルマを作る粉を大きな金盥に入れて運んでいました。

モヒニと親交のあるキルティプルの女性グループの人たちが集まって 料理の下ごしらえに取り掛かっていました。

このような場では お茶と食事が用意されるのが 当地のしきたりで、街ではケータリングを使うのが増えていますが、近隣の親交のある女性たちの出番です。
顔見知りに交じってお手伝いしていると ドラとラッパの音が響いて プジャが始まりました。
チベット仏教のプジャは 鳴り物入りで、読経は重唱のようでもあり 列席の場で深い瞑想に入る方もおられます。

何時間も続くのですが、途中アニたちにお茶が運ばれて 休止時間がありますし、列席している人たちも自由に出入りします。

裏方の 腕自慢の男性も混じっていた料理班の方も 出来たてのチャナ(ひよこ豆)とプーリ(揚げパン)、ミルクティーで適宜お茶休息を取り、正午には三種類のタルカリとダル(豆スープ)にサーグ(青菜)、アチャール(こちら風サラダ)を完成させ 大釜2つのごはんも炊き上げて、ヨーグルト付きの食事がふるまわれました。

順番に並んで皿をもらい 好きなだけ取る方式で始まった食事も ネワールの常で おかわりを足して行く人が次々に現れて 「もう十分です・・・」 と皿を手で覆うのに忙しくなりました。

食事後解散と言われていましたが、午後からもまだプジャが始まりました。

親族たちが 読経のアニたち一人一人に米や菓子に添えてお札(5ルピー紙幣が殆んどでした)を進呈し、アニは個包装のビスケットなどは別としてお金だけを受け取り、米は差し出した人に戻されて大きな盥に集められました。ドラを打ちながら、読経しつつこの受領がなされるのは 驚きでした。

2時を過ぎても続いていたので、失礼させてもらう挨拶をすると プラサード(お下がり)を分けた1袋を持たされました。

袋には シャ-バジ(甘味・着色なしのひなあられ)、ポプコーン、ハルワ(荒挽き小麦粉をギィウで炒め甘味をつけたもの)、バナナ、リンゴ1/4、リチー、アルーボクラ(小さいスモモ)が入っていました。

家主に連れられて このグンバに初めて来た時には まだ村の小さなお寺の風情でしたが、2003年に今の周囲に比べるもののない白亜の殿堂に変わりました。

本堂の両翼にあるコンクリート建築は アニの宿舎の他、訪れる外国人を泊めてもいます。500人収容できるとのことですが、普段 生活しているアニたちは何人いるのか?

まだモヒニと知り合う前には 「チベット語を教えてあげるよ」とか、連れられて行く度に また道で会ったりすると 随分親しく声をかけてもらったものでした。

政変前は家主もよくグンバを訪れて アニたちと親しくしていたからでしょうか。

モヒニと知り合ってから10年になりましたが、アニたちも 村のお寺だった昔とはどこか変わったように見えます。

写真の1枚は 読経の一段落時にお神酒を手のひらにもらっているところ。自分で頭に振りかけます。

堂内の真ん中に光っているのは大きな仏像。左右のアニたちの前にあるラッパや鉦をごらんください。ドラは湾曲した金棒で叩きます。

6/15 キルティプルから

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