« ネパール通信14-1-6 | トップページ | 蝶ヶ岳の写真 »

蝶ヶ岳 2014.8.6~8

夏くらいは泊りで高い山に行きたい。でも小屋泊まりは何となく面倒。テント場まで楽に行ける山を物色して、徳沢にテントを張って蝶ヶ岳を往復するプランを考えました。約1年ぶりのテント泊で、出かけるときは何か重要なものを忘れていないか大変不安だったが無事でした。天気はまあまあだったのですが、槍ヶ岳や穂高岳には雲がかかってしまって、展望を十分に楽しむことはで来ませんでした。それでも一瞬でしたが、槍見台では槍ヶ岳、上高地では前穂高岳が姿を現してくれました。展望がだめならと、沢山のそして色々の花々が姿を見せてくれて、十分に高山の山歩きを楽しんできました。

P8060003s P8060007s P8070032s P8070043s

○ 北アルプス・蝶ヶ岳 2014.8.6()8.8()  

8月6日(水) 晴後曇一時雨

 高尾(6:14)=岡谷(9:059:08)=松本(9:3410:15)=上高地(11:5512:15)-明神(13:1013:20)-徳沢キャンプ場(14:20)

中央線に乗っている頃、窓から見える範囲では間違いなく晴れていると思うが、山には雲がかかってしまっていて、中央線での楽しみである車窓からの八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳などの眺めを楽しむことはできなかった。松本から上高地へ向かう途中で、バスがワイパーを動かし始めた。雨が降り出したようだ。エーッ、それはないだろうと思ったがしばらくで止んでホッとする。上高地に着いて案内所の入り口の温度計を見たら19℃を示していた。下界の猛暑がうP8060009s そのよう。昼飯を食べていると雨がまた降りだしたが、しばらくすると止んだ。歩き始めてからも、カッパを着けるほどではないが雨が降り出すが、すぐに止んで日が差して来る、を繰り返す落ち着かない天気。穂高や明神には雲がかかっていて望むことはできない。徳沢のキャンプ場に着き、早速テントを張って、いつ雨が降ってきてもよいぞと、ホッとした。キャンプ場の奥にロープが張ってあって、“ニリンソウの群生地なのでテントを張るな”という看板が設置されていた。今回出かける直前に徳沢にニリンソウの写真を撮りに行ったという友人の話を聞いていたので、なるほどと納得した。長塀尾根の登山口には、ウバユリが咲いていた。食事の前に明日の好天を願って一人で乾杯をした。

8月7日(木) 晴後曇一時雨

 キャンプ場(4:40)-長塀山(7:457:55)-蝶ヶ岳・2677(9:00)-蝶ヶ岳ヒュッテ(9:059:15)-2664.3・三角点(10:0010:10)-横尾分岐(10:20)-なんちゃって槍見台(11:4011:45)-槍見台(12:1512:20)-横尾(12:3512:45)-新村橋(13:35)-キャンプ場(13:45)

 歩き始める頃は、暗くてはっきりしないが星は見えず、曇空の感じ。5時過ぎの天気予報を聞くと、関東甲信越という広いエリアの予報だが昼間は晴れると言っている。見上げると、樹P8070018s 林帯の中なので狭い範囲しか見えないが、青空が見えてきて晴れてきそうな予感がしてきた。木の間のその先の雲の切れ間から前穂・東壁の一部だと思うが、日の当たっているのが見える。頂上に着く頃には晴れてきて、展望が楽しめるだろうと期待。歩いている時は暑いが、一本を取ってじっとしているときは半そでTシャツ1枚では寒く感じる。下界の予報では猛暑日になると言っていたのがうそのようだ。カニコウモリやゴゼンタチバナが続いて見られる。やがて、日の光がすぐ近くまで来るようになり、さらに上がっていくと木の間越しだが、日の光を浴びるようになってきて、蝶からの展望が期待できるようになってきた。30人ほどの大集団とすれ違い、さらに下りてくる登山者に次々と会うようになった。2400mくらいから傾斜が緩んできて、やがて長塀山へ。ここは樹林に囲まれ展望はない。青空が広がっているが、薄雲もあってそれがなかなか取れてくれない。下ったところに池があり、オニユリが群生していた。紫色の花が見えるが近づけなくて確認できなかった。ここから花が沢山そして色々見られるようになってきた。さらに進むとまた池(妖精の池?)が出てきてその周りがお花畑になっている。ハクサンフーロが見られたので、先ほどの紫の花はこの花だったようだ。その他クルマユリやトモエP8070052s シオガマなどの花々が楽しめる。さらに上がっていくと、シナノキンバイ、イワカガミ、ハクサンイチゲ、アオノツガザクラなどの花々が次々と出てくるので、足を止める時間が長くなってなかなか先に進めなくなってしまう。やがてハイマツ帯に入ると展望が開けてこれから向かう尾根や蝶ヶ岳ヒュッテなどが見えるようになったが、穂高の稜線には雲がかかってしまっている。やがて蝶ヶ岳山頂に登り着く。かつては、これより北にある三角点のあるピークを蝶ヶ岳と呼んでいたのを何年か前にこちらのピークを蝶ヶ岳と呼ぶようにしたようだ。いずれにしても、こちらにはかなり立派な蝶ヶ岳山頂と書かれた山P8070098s 名標識が立っている。風があって寒く感じるようになってきた。稜線上ではちょっと萎れてしまっているシャクナゲやイワツメクサ、イワギキョウなどの花々が見られた。横尾へ降りる分岐の先の三角点がある2664.3mのピークまで行ってみた。山名標識は設置されていなかった。常念岳が顔を出してくれた。槍は北鎌尾根、東鎌尾根は見えているが穂先は隠れている。穂高には相変わらずべったりと雲が張り付いてしまっている。分岐にもどって横尾に下り始める。すぐに樹林帯に入り、長塀尾根と同様カニコウモリとゴゼンタチバナのラッシュが始まった。槍方向の展望が開けているところに出た。“なんちゃって槍見台“と書かれた標識が設置されていた。槍ヶ岳に付いた雲は相変わらず離れてくれない。南岳が辛うじて頂上を見せてくれている。さらに下ると今度は「なんちゃって」抜きの槍見台に着く。少しすると私がここに着くのを待ってくれていたかのように、槍の穂先についていた雲が取れて槍ヶ岳全体が姿を現してくれた。しばらくするとまた雲の中にP8070167s_2 隠れてしまった。超ラッキー!!一緒にいた方は、一旦横尾まで下りたが槍が見えてきそうだというのでまた登り直してきたそうだ。横尾に下りると、オダマキが咲いているのが見られた。新村橋を過ぎた頃ぱらぱらと雨が降り出して心配したが、すぐに止んだ。テント場に着き、テントの受付をしてビールを買い求め、飲もうとしたときに雷が鳴り始めてちょっと強い雨が降り出した。歩いている時ではなくて良かった。今日二つ目の超ラッキー。幸い短い時間で止んでくれたが、少しくぼんだ所にテントを張ってしまったようで、テントの下に水が少しだが溜まってしまった。中に浸み込んでこないよう、防水が頑張ってくれることを祈る。

8月7日(木) 曇

 徳沢キャンプ場(5:05)-明神(5:556:05)-上高地バスターミナル(7:008:00)=新島々(9:059:19)=松本(9:48)

 キジで目が覚めると外が明るい。寝過ごしかと思ってあわてて時計を見ると、起きる時間にはまだかなり余裕がある。外に出てみると、正体は月明かりだった。星は見えていないので月の位置と雲の切れ間がちょうど重なったようだ。心配したテントの下からの水の浸み込みは、防水が頑張ってくれているようで、今のところ無事だ。目覚ましで目を覚ますと、雨が降っている様子。雨の中の撤収は嫌だなと思いながら朝食を済ませ、雨の中での段取りを考えながらとりあえずテント内でP8080222s できることを始めると雨は上がってくれたようで、ホッとする。テントをたたみ、パッキングを済ませて上高地に向かって歩き始める。明神を過ぎた頃から登山者が次々と上がってくる。今日から天気は下り坂のようだが。上高地のバスターミナルに着き、8時のバスの整理券を確保して梓川沿いに出てみる。ガスの中に前穂高岳の頂上が姿を現してくれていた。梓川、河童橋を前景にしてちょっと良い眺め。ただ空が青空でないのが物足りない、などと思っていたら、その思いが通じてしまってご機嫌を損ねたのか、しばらくで雲の中に隠れてしまった。顔を出してくれたことをありがたいと思わないといけなかったです。

P8070058s P8070073s P8070080s P8070083s P8070120s P8070130s P8070143s P8070177s P8070180s P8070182s P8070194s P8080218s_2

|

« ネパール通信14-1-6 | トップページ | 蝶ヶ岳の写真 »

山行記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ネパール通信14-1-6 | トップページ | 蝶ヶ岳の写真 »