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北イタリア横断その4 アオスタ

北イタリア横断のハイライト、期待は、モンブラン(イタリア名 モンテ・ビアンカ)とマッターホルン(イタリア名 チェルヴィーノ)の展望だったのですが。

7月16日(木) 
 いよいよ今日と明日が今回のツアーのハイライト。今日はモンブランやマッターホルン、グランドジョラスなどを展望し、ハイキングをする予定。天気が気になるが、朝明るくなってから空を見上げると雲が広がってしまっている。ただ雲が薄くなっている箇所もあって、薄日を感じることができる。展望台に着く頃には雲が取れて山がきれいに見えることを期待して、ホテルを出る。アオスタの市街から山に上がって行く。ピラ(標高1725m)でバスを降り、チェアリフトで2310mのシャモレーまで上がる。ここからシャモレー湖を往復する。花が終わって実ができているアネモネやベンケイソウ、ツリガネニンジンやキキョウの仲間と思われる花が見られた。さらに上に上がって行くリフトの乗り場までしばらく歩く。途中、ヤナギランの花が沢山咲いていた。リフトに乗ってからしばらくして左方向を見ると、カール状の地形をした山が見えてきて涸沢を連想させた。さらに近くに尖った山があって槍ヶ岳と穂高を見ている感じがしてきた。やがて標高2700mの稜線上まで上がり、リフトを降りる。展望は?モンブラン(イタリアではモンテ・ビアンコ)が、雲の中でかなり迫力不足だが辛うじて見ることができた。4年前にスイスに行った時には見ることができなかったので、4年越しのモンブラン。その他のマッターホルンやイタリアの最高峰のグラン・パラディーソなどは雲の中に入ってしまっている。だが、イタリア側の山グリヴォーラなどが雲が少しかかっているものの、くっきりと見えて満足。雲が取れてくれないかしばらく待ってみたが、ダメそうなので下りることにした。リフトで下りてから食事を摂る山小屋に向かって歩き出すと、グランドジョラスが見え出した。しかしモンブランと同様に雲の中にやっと見えている感じで、全く迫力がない。残念。食事後ピラまでミニハイキングをしながら下る。ワタスゲの群生地があった。ウメバチソウやクワガタソウも見られた。ピラに戻り、アオスタで、鉱山の跡を利用したという名産のチーズの熟成貯蔵倉庫を見学して、サンヴァンサンのホテルに戻った。今日の夕食は勝手に食べろということなので、近くのスーパーでビールとソーセージを買い、日本から持ってきたフリーズドライの牛飯で食事をした。

7月17日(金) 
 今日はいよいよ実質的な最終日。モンテ・ビアンコ(モンブラン)の迫力ある姿と、目の前の立ちはだかるチェルヴィーノ(マッターホルン)の展望を楽しむ計画。今朝の天気は昨日と同様、上空は殆ど雲に覆われ、所々に雲の切れ間があって青空が少しだけ見えている。展望台に上がるロープウエイの乗り場があるクールマイヨールに着いた時も同様の天気。ただ、モンテ・ビアンコの下の方になるのか、氷河が見えている。ロープウエイの乗り場は標高が1300m。中継地点(2173m)で乗り換えて、エルフロンネ展望台(3466m)まで一気に2000m上がる。途中ガスの中を通って周囲が全く見えなくなったり、明るくなったり。期待を持たせたり、無くしたり。展望台に着くと一気に上がってきたためだろう高度の影響を感じる。階段を上がるのが少し辛い。外に出てみるとモンテ・ビアンコの山頂方向はガスで真っ白。ガスが動いているので、そのうち見えてくるだろうと期待して待つことにする。反対側の山(デンテ・デル・ギアンテでよいのかな?)が時折姿を見せてくれる。振り返ってみるが、モンテ・ビアンコは頑なに姿を現すのを拒んでいる。下には、これから登るのかあるいは下りてきたのか、何人かの登山者の姿が見られた。結局モンテ・ビアンコは姿を見せてくれなかった。いつまでもいるわけにいかず、まさに後ろ髪をひかれる思いで展望台を後にして、ロープウエイで下る。今日の昼食はクールマイヨールで勝手に食べろということだったが、添乗員さんのお薦めの店に全員が入ってしまった。それほど大きな店ではないので、我々でほぼ満席になってしまった。食べたのはやはり添乗員さんお薦めのキノコ入りのリゾット。自分のイメージではリゾットは西洋風のおかゆだったが、食べてみると芯のあるいわゆる“がんた飯”という感じ。こちらの人はネバネバした感じが苦手のようで、こういう調理法になるようだ。食事後レストランの外に出ると“巨人の歯”と呼ばれる岩山が見られた。ちょっと迫力のある眺め。バスに乗って次の目的地のチェルヴィニアに向かって行くと、しばらくしてバスが動かなくなってしまった。また事故による渋滞かと心配してしまった。やがて何台もの自転車がかなりのスピードで走って行った。自転車のロードレースが行われていて、そのために交通規制をしているようだった。自転車の集団が走り去った後、車は動き出したが、自転車レースの後ろを追いかける形になってしまったのか、のろのろと進む。やがて雨が降りだした。この後チェルヴィニアの村まで行き、チェルヴィーニを展望しながらハイキングをすることになっている。山の展望はダメかと諦めたら、突然という感じで前の方にこんな天気にもかかわらず意外とくっきり、チェルヴィーノが姿を見せてくれた。我々良く知っているスイス側から見る山の形とはかなり違う。ブルー湖で下車して、湖に映る逆さチェルヴィーノを見る。くっきりと見えるのだが、山と湖の間に道路があってそこを通る車の姿が見えてしまう。折角の良い眺めがかなり興ざめ。それと山の背景が灰色の空なのが、かなり物足りない。しかしこの天気でこれ以上望むと罰が当たるかな。チェルヴィニアの村に入り、バスを降りて目の前に立ちはだかるチェルヴィーノを見ながら、大きな十字架が立つ高台までハイキングする。かなりの急傾斜の登りで、昼食の時にビールを飲むのを我慢してよかった。途中の山道にはヤナギランがいっぱい。カッパを着て歩くのを覚悟してのハイキングだったが、雨はすっかり上がり、薄日すら感じるようになってきた。一緒に歩いた方の中に、普段の行いが素晴らしく良い方がいらっしゃったようだ。今回のツアーでの最後のハイキングを終えてサンヴァンサンのホテルに戻る。ツアー最後の夕食はホテルから歩いて10分ほどのところにあるレストラン。食事を終えてホテルに戻ろうとすると、雷が鳴りだし、雨が降ってきた。今回のツアーが終わってしまうのを惜しんでくれているようだ。

イタリアから見たマッターホルン
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山の風景
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出会った花々
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