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ネパール通信15-1

yanshihoさんからの、今回のネパール通信第1報は、やはり  震災の話題です。

7/19(日)にカトマンズに着きました。
今回は 地震義捐金や衣類を預かって来たので 下宿に直行せず まずは友人モヒニの所に一泊となりました。
行き来を始めて16年目になりますが、雨の中の到着は今回が初めての気がします。
閑散とした空港で ビザの発行を受けるのに列に並ぶこともなく 最初に出て来た(これも初めてのこと)預けた荷物を受領し出て、タクシーに乗りました。
地震から3ヶ月以上になりますし、通る街並みの中の地震被害は 運転手さんが教えてくれなければ わかりませんでした。
車が少ないことを訊くと 三連休に入っているからとのこと。
雨も1時間程前から降り出して それまでは太陽が照りつけていた と言われました。
梅雨の日本を出てきたので続きのように感じましたが、こちらの典型的な雨期真っただ中に居るのを実感しています。
モヒニの工房はやっていました。(ネパールは土曜日が休日です。)
うちにはムスリムがいないから というのが理由で 国の祝日でも休むか否かは自由のようです。
地震後の休校で遅れた分を取り戻すために私立学校は休みでないところも多いと言われました。
翌日 自ら運転するモヒニの車で パタン郊外の孤児院に 運んできた衣類を届けに行きました。
モヒニたちも初めて訪ねる場所で 案内してくれる同級生の友人を拾いに まずコカナへ。
彼女の家の前に 地震前にここまで曳かれてきたラトマチェンドラの山車が停まっていました。
飾り付けられた緑の葉はすっかり枯れてしまって 訪れる人もないようですが、丁度 毎朝行われるというプジャの時間でした。
12年に1度の ブンガマティからパタンまで全行程を曳かれて行く年でしたが、さていつになったらここから動くのか?
悪いことがあれば その場から動かない、幾度かそんなことがあったのを覚えていますが、ここまで長く動かないことがあったのでしょうか?
祝いの花や米を掲げて列をなす女性たちの姿もなく さびしい限りの風景でした。
ぬかるみの小道を四駆が登り下りして、着いた孤児院は 丘を目の前にする集落はずれの緑の中にありました。
この孤児院は 脳腫瘍で死期を言い渡されたライ族のご主人を助けてチェトリの奥さんが始めて18年になるそうです。
孤児院を開いてしばらくして調べたら腫瘍はきれいに消えてしまっていたそうです。
今は35人の子どもがいますが、地震後に収容児が増えて 大きい男の子たちは 建物手前の草地に張ったテントで寝起きしていました。
それで急遽 蚊帳も後で届けることになりました。
運んできた衣類は女性用のものばかりでしたが、こちらでは前の打ち合わせを気にすることもなく 男の子たちも喜んでもらっていました。
子どもたちは このような機会に慣れているようで 自分たちから整列し 名前と将来の希望などを一人ずつ語ってくれました。
男の子たちはフットボールが大好きで 孤児院メンバーのチームもあるとのこと。新しいボールを届ける約束もされました。
女の子の一人の夢は ミスネパールになること!
最後に子どもたちを集めてモヒニが 今一番食べたいものを訊くと ジェリー(甘ーい揚げ菓子)、マンゴーと声があがりました。
手をあげてもらって確認して それにヨーグルトも一緒にね とモヒニが1500ルピーを大きい男の子に渡して買ってくるように言って 辞しました。
モヒニは まず食べたいものを食べてお腹いっぱいになってほしい と後で言っていました。(ラトマチェンドラの山車とプジャの様子、孤児院でのスナップを添付します。)

キルティプルの丘の上には これまで通りの日常がありました。
壊れた家屋も数件、トタンの仮小屋もありますが、朝には 田んぼに行く人が家の前を通って行きます。
下宿のお姉さんは ひどく揺れに敏感な人で 私には全く気付かない地震も察知し、恐いからと2階の自室を奥さんに明け渡して1階の土間に寝床を作っています。
100年以上になる母屋には住まないことにして5人家族皆が16年目に入るこちらのコンクリートの建物に移っています。
それで私のお借りしていた居間も家族が使っているのは 電話で確認済みでした。
寝るのは1軒だけある近くのホテルにしようと考えて来ましたが、台所一間だけをお借りして 快適な暮らしを始めています。
居間が寝室に早変わりする伝統的日本住まいに暮してきた小柄な私には十分な広さで、就寝時に階段の踊り場に荷物を出す必要もありませんでした。
今回の滞在は早く切り上げることになるかなと思案していましたが、暑すぎる夏の日本には戻りたくない気分です。

7/22 キルティプルから

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