ネパール通信16-6
今回は、“パーリジャート”という花の紹介をしてくれています。
当地カトマンズでトレッキング会社をやっている邦人のブログ「日々のネパール」でパーリジャートの花が満開ですと見たのは だいぶ前のことです。
買物に出れば坂の途中、我が下宿の入口を出て狭い階段道を上れば何分もかからず境内に入るチランチョー・ビハールにもあったのですが、いつの間にかどちらの木もなくなりました。
夏の滞在の楽しみの一つに この花に出会い、その香りに包まれること があるのですが、今回の滞在では叶えられないかもしれない・・・と半分あきらめていました。
トウダハの友人チニさんの庭の木は 2回目に訪ねた時に気づいたのでしたが、もうすっかり花が終わっていましたから。
一昨日 パソコン作業(みてもらった翻訳文の打ち込み)に疲れて 念のために傘を袋に入れて肩に カメラを手に 丘を下って散歩に出ました。
足の赴くままに 田んぼの谷を渡り、小高い丘の上のシャーバジ・ガウンに上り、キルティプルの街から離れて寄り添って暮している下の階級の人たちの アスタイと呼ぶ地震後の仮住宅も挟まる こじんまりした家並みの中の抜けて、2本の大木が隣合わせる見晴らしのいい場所を過ぎ、共同井戸のところで 帰途は サリャスターンを抜けてみることに決めました。
サリャスターンは最上のブラーマン階級の人たちの村で 住宅もネワールのように密接した長屋形式はなく一軒一軒が孤立して並び、地続きではありますが別世界に来たように感じます。
そのお金持ちと見える家の並ぶ尾根道の曲がり角近く、家屋の前に まるで門のように2本のパールジャートの木が植わっていました。
夕日も落ちた時間でしたが、蕾はまだ固く 落花はきれいに片づけられたようで 香りも消えていました。
見上げると まだそれなりの数の蕾がありました。
それで今朝、朝靄の中 下宿を出て 再訪しました。
パーリジャートは 日本語名をインドヤコウボクと言うように「夜に咲いて、明け方、日の昇る前に全部こぼれ落ちてしまう」(「インド花綴り」西岡直樹著)とありますが、当地では真昼近くまで木に残っている花もたくさん見ています。
まつわる話もたくさんありますが、今年は9/15から巡幸が始まる「カトマンズのインドラ・ジャトラ」の起源伝説にも出てきます。(ネパール通信14-1-11に書きました。)
着いたのは 朝陽が輝く時間で そよとも風は吹いていないのに 見ている前で ぱらぱらと花がこぼれ落ちました。
写真を撮るには もう少し早い時間の方がよかったようです。
こばれた花をたっぷり拾って帰る道で 今回の滞在初のヒマラヤ連山を望みました。
陽が昇ってしまいましたから シルエットになっていましたが、早い時間には霧の中に隠れていたにちがいありません。
最後の写真は水に浮かべた落花。部屋でも香りに包まれました。
8/25 キルティプルから
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