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八ヶ岳・八子ヶ峰、硫黄岳~天狗岳 2016.10.11~12

八ヶ岳のオーレン小屋にテント泊をして硫黄岳、天狗岳を周回するコースをプランし、歩いてきました。オーレン小屋までは、桜平の駐車場から2時間足らずで上がってしまうので、八子ヶ峰で足慣らし、肩慣らしをしてから桜平の駐車場に向かうことにした。テントを担いで歩くのは昨年夏の針ノ木峠に上がって以来でかなり不安でしたが、2時間足らずの歩行で何とか無事に歩くことができました。硫黄岳~天狗岳への稜線は強い風との戦い。天気は今一だったけど、展望はあり、眺めは十分に楽しめた山歩きでした。

○ 八ヶ岳・八子ヶ峰、硫黄岳~天狗岳 2016.10.11()10.12()

10月11日(火) 曇

登山口駐車場(6:45)-ヒュッテアルビレオ(7:10)―八子ヶ峰(7:558:10)-登山口駐車場(9:309:45)=桜平駐車場(12:4013:10)-夏沢鉱泉(13:4013:50)-オーレン小屋(14:55)

 前日のうちに八子ヶ峰の登山口にある駐車場に来て、車中泊をした。昨年蓼科山に登るためにこの駐車場を利用しているが、その時はキジ場が仮設のものだったが、きれいに整備されたキジ場になっている。今回の目的の山八子ヶ峰へは、蓼科山とは道路の反対側が登山口になっている。登山口からしばらく上がって尾根に出ると、“信濃路自然遊歩道”という標識があった。霧ケ峰でも同じ標識を見たような記憶があるが、そちらとつながっているのだろうか。濃いガスで、周囲は全く展望できない。尾根の上をしばらく進むと、ヒュッテアルビレオという宿泊施設が出てきた。“アルビレオ”ってどういう意味なのだろうと戻ってからインターネットで検索したところ、星の名前のようだった。壁面に星座を表していると思われる図がかかれていたので、そういうマニアの方の利用が多い施設なのだろうか。1869、八子ヶ峰東峰と書かれた標識が出てきた。標高はこちらの方が、八子ヶ峰より高いようだ。ガスが濃くて、周囲の様子がわからないので、尾根を外さないように注意して進む。頂上に向かっているはずなのに、かなり下って行くようなこともありちょっと不安に思ったりする。時折標識が出てきて正しい方向に進んでいることが確認できてホッとする。やがてリフトの乗り場が出てきて、以前Pa110005s 来た時の記憶が戻ってきた。マツムシソウが咲いているのが見られた。エアリアマップを確認すると、頂上で白樺湖方面への道と東急トレッキングコースとが分岐するようになっているのでさらに進むと、山名標識が出てきて、それぞれのコースを示す標識があり、八子ヶ峰山頂であることが確認できた。山頂は展望がかなり良いようだが、このガスでは何も見えない。ガスの中に紅葉した木が見られ、それはそれで良い眺めだ、なんて負け惜しみを言ってみたりする。下り始めてしばらくすると、ガスが取れてきて、周囲が確認できるようになってきた。北側はスキー場になっていて、その様子が眺められた。また、明日行く予定の天狗岳も見られるようになってきた。蓼科山も姿を現してきたが、頂上の少し下から上には雲がべったりとついている。雲の薄くなったところから太陽の形が見えるようにもなってきたので、しばらく待ってみたが、これ以上は好転しそうもないので、諦めて登山口に戻った。今晩はオーレン小屋にテント泊をする予定をしているので、その登山口の桜平に向かう。時間に余裕があったので、途中の飲食店で昼食を摂った。その頃になると、空は相変わらず曇り空だが山が良く展望できるようになり、赤岳や阿弥陀岳などの八ヶ岳の山々がかなりくっきりと眺められるようになった。ただ、蓼科山の山頂には相変わらず雲がかかっている。桜平の駐車場は、3連休が終わった直後のウイークデイだというのに、かなりの数の車が止まっている。私の常識では考えられない。駐車スペースを何とか見つけて、車をとめた。パッキングをして歩き始める。テントを担いでの山歩きはかなり久しぶりなので、かなり不安。でも、コースタイムは2時間足らずなので何とかなるだろう。夏沢鉱泉までは一般車は規制している車道歩き。足元だけを見て、一歩一歩足を前に出す。夏沢鉱泉で一本を取る。ヒカリゴケと書かれた標識があったので穴の中を覗いてみたが、わからなかった。少し行くと沢に沿った山道になる。それほど急な傾斜の登りもなく、間もなく無事にオーレン小屋に着くことができた。早速テントの受付を済ませて、テントの設営をして、明日が良い天気になり楽しい山歩きができることを願って今回のパートナーSHIさんと乾杯をした。昨晩はシュラフに入ってすぐに寝付いたのだが、今晩は久しぶりのテント泊で興奮したのかあるいは緊張したのか寝つきが悪かった。

10月12日(水) 曇時々晴

 オーレン小屋C.S(6:10)-稜線(7:15)-硫黄岳(7:508:05)-夏沢峠(8:459:00)-箕冠山(9:30)-根石岳(9:55)-天狗岳(10:3011:00)-根石岳(11:30)-箕冠山(11:4011:50)-オーレン小屋C.S(12:1512:40)-夏沢鉱泉(13:15)-桜平駐車場(13:4514:00)=諏訪南IC(14:50)=相模原IC(17:05)=若葉台(17:15)

 前日テント泊の受付に行った際に、小屋の管理人からかなり寒くなると脅かされた。朝、テントのフライに氷が付着していたが、それ程強烈な寒さは感じない。夜中にキジで外に出て見上げた空には星が見えたが、朝になって空を見ると雲が広がっている。でも薄い雲で、切れ間もあって青空が見える部分もあるので、青空が広がってくることを期待する。シラビソで良いのだろうか、針葉樹林帯の中を上がって行く。気温は低いのだろうが、体はかなり暖かくというか、暑くさえ感じるようになってきた。前方に上の稜線が見え出した頃、何気なく振り返ると槍ヶ岳、穂高が見えてちょっとびっくりした。下には霜柱ができている。樹林帯をぬけてハイマツ帯に入りさらに進むと硫黄岳から赤岳鉱泉に向かうルートに合流した。阿弥陀岳、赤岳、横岳が間近に大きく、突然という感じで見えてかなりびっくりした。ここからは岩尾根を歩くようになる。風が猛烈強く吹いていて、折角温まった体が冷やされる。慌ててカッパを着た。硫黄岳から横岳に向かう尾根にはいくつかの大きなケルンが見られる。横岳を間近に見て、学生時代に雪が付いている横岳の岩稜を、キスリングを担いで恐々歩いたことを思い出した。登り着くと、三角点があり、さらに進むと硫黄岳の山名標識があって2760と標高が記されていた。間近に赤岳、阿弥陀岳、横岳を、さらに振り返ってこれから向かう天狗岳を眺め、遠くには南アルプス、中央アルプス、北アルプスなどが眺められる。強風に耐えながらしばらく展望を楽しんでから、夏沢峠に向かって下ることにする。エアリアマップに“爆裂火口”と記載されている火口、火口壁を見ながら急傾斜の岩稜を足元を確認しながら下る。このルートは何度か通っているが今までは登っていて、下りるのは初めてのような気がする。かなり急傾斜の登りで周囲を見回す余裕がなかったのPa120023s だろう爆裂火口の記憶があまりない。火口壁の荒々しさにかなりびっくりした。夏沢峠の小屋が真下に見えるようになり、一気に峠まで下った。峠の手前で樹林帯に入り、風を感じなくなってホッとした。強い風は体にはもちろんだが、気分的にもかなりストレスを感じる。夏沢峠から箕冠山を見ると斜面の樹林帯が縞枯れしている。箕冠山を越えて根石岳山荘に来ると樹林帯から出るので、再び強風との戦いになる。この周辺はコマクサを保護するための柵がかなり広い範囲で張られていた。コマクサの花が見られる時期に来てみたいと思うが、これだけ柵があると近くで見ることはできないのかな。保護のためにはやむを得ない措置なのだろうか。空は青空がなかなか広がってくれないが、時折雲の切れ間から太陽が顔を出してくれ、日差しを感じさせてくれる。岩の尾根をしばらく上がり、最後鎖場を過ぎると東天狗岳の頂上に登り着く。西天狗岳は何度か行っているので、今回はパスをした。硫黄岳の時と比較すると風が少しだが弱いような気がし、風を避けることができる岩陰があったので、周囲を見回して山を確認しながら眺めを楽しむ余裕があった。東方向には五丈岩が見える奥秩父の金峰山、上に岩を突き出した男山、独特の山容の荒船山、そして噴煙は見えていないが浅間山が確認できた。南方向には南アルプスの北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈岳その右に中央アルプスの山々、そして噴煙を確認することはできないが御嶽、乗鞍岳と続き北アルプスが穂高、槍ヶ岳、今年の夏に登った大天井岳さらに後立山までほぼ全山見えている。眺めを満喫したので下ることにする。岩の尾根を慎重に下る。根石岳で振り返ると天狗岳の上は青空で、適当に雲があり、かなり感じの良い眺め。根石岳山荘から箕冠山への登りにかかると樹林帯に入り、長くて辛かった風との戦いは終わり。箕冠山の山頂からオーレン小屋への山道に入り針葉樹林帯をしばらく下ってテント場に戻った。テントの撤収をし、一晩お世話になったオーレン小屋のテントサイトを後にした。登って来た道を下って行く。登って来る時は足元だけ見ていて気が付かなかったのだろう、沢沿いの道は小さな滝などがあってなかなか良い眺め。夏沢鉱泉を過ぎ、やがて車を駐車した桜平に着いた。カラマツがあって、やっと色づき始めた感じ。見頃になるにはまだ日数が必要のようだ。

Pa120024s Pa120032s Pa120045s

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