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ネパール通信16-9

yanshihoさんからのネパール通信。10月1日からダサイン大祭が始まったということで、それに係るネワールの歴史的な紹介をしてくれています。

10/8(土)フルパティの日の朝、家主に「ゴルカリに強制されて、ネワールもフルパティを祝うようになった」と聞かされる。
祝わないと罰を受けたという。
今年のダサイン大祭は10/1に始まった。
ガタスタパーナと呼ぶこの日に家々では川砂を敷いた土器に大麦・トウモロコシを蒔いて、ジャマラの用意をする。
その器を聖なる部屋に移し入れるのがフルパティの日だ。
ネワールは古代からカトマンズ盆地に近代化された街を作って、文化の華を咲かせてきたが、1768年ゴルカの一領主だったプリティビ・ナラヤン・シャハに征服されてしまう。
これが、「ネパールの統一」と言われている出来事だが、ネワールからするとインドラ・ジャトラの祭りの夜 皆が酔いしれている時の攻撃で、文化の華を咲かせてきた彼らには野蛮人の策略にかかったという後悔が今に続いているように見受けられることがある。つまり フェアでないと。
征服者が被征服者に課すことは 古今東西大して変わらないだろう。
始めの会話もその一例だろう。
賢いネワールは自ら、ヒンズー文化の一部、カースト制度などを自分たちの中にも積極的に取り入れ、今のネワール社会の基礎が作られて行った・・・
ダサイン大祭はヒンズーの祭りだが、山に住むシェルパやネワールの中にもコカナ村のように今でも祝わない人たちもいるけれど、西洋のクリスマス、日本のお正月に例えられる国民的祭り期間になっている。
帰省者のためのバスの増発、チケット予約販売、物価上昇に対抗して政府自らがあちこちに販売所を設けるなど 住み始めた頃には考えられなかった便宜が図られるようにもなっている。
強制されて祝うようになったとは言っても ヒンズー教徒と私の暮らすネワール仏教徒社会の間にはいくつか違いがある。
まず元々ダサインはダス=十から来ていて、10日目の年長者から赤いティカを付けてもらう日がクライマックスなのだけれども、ここではマハアスタミと呼ぶ8日目にクーチベエーと呼ぶごちそうを食べる。
クーチはクル・パリワール=家族全員が揃って食べるごちそうの意味だそうだ。
また伝統的なネワールのティカは油を燃やして皿を被せて作る墨の色のものだ。
そして翌日、9日目マハナワミが1日早いビジャヤダサミ(勝利の10日目)の日で、シャッコテャッコとネワール語では言い、この日もごちそうを食べる。
この日は車や機械道具類にプジャをする日で、下宿でも縫い子の奥さんのミシンと2台のオートバイにプジャがなされていた。
ここまでは家族の祭りだが、10日目から実家や親族の家々を訪ねて飲食をする日が続く。
未婚のお姉さんが 今日も夕食は一人・・・と嘆く日がやってくる。
10/1から始まってなぜ10/9がマハアスタミ8日目になるのか、理解できなかったのだが、2日目というのが10/210/3の二日間に渡っているのだった。
カレンダーを見ていたら、9/24にはアスタミ8日目とナワミ9日目の表示が並列してあって、ルナカレンダーというのは私には理解不可能のようだ。
ちなみに10/1は新月の翌日でこの祭りは10/15の満月の日に終わる。

写真は まずクーチベエーのごちそう。チウラの上に載っているウォー(豆ハンバーグ)の下のサヤインゲンとジャガイモのてんぷらが私には新顔だった。皿の左手はアチャール(サラダ)、まん中はミーと呼ぶフェネグリーもやしに水で戻したエンドウマメを加えたもの(消化を助ける)、右手にブテと呼ぶ豆の煮物と青菜、チウラの上は焼き肉、別容器に煮肉とカボチャの煮物。デザートのヨーグルトとりんご。
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2枚目は今朝9日目の当地一番人気のバーグバイラブ寺院。プジャの長い行列。若い人ばかりが当地の特徴かも。オートバイで乗り付けて来た人たちも大勢いた。
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次の2枚はオートバイのプジャ風景。大麦のジャマラを惜しげなく使ったものとマリーゴールドのマーラーをかけてもらって、ジャマラは足元に。ウクー(サトウキビ)もよく使われている。
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ダサイン期間限定の竹製ぶらんこ、ピン(ping)
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こちらも この季節の風物詩、凧(まん中の黒い点)。子どもの姿は実り始めた田んぼの中に隠れてしまいました。
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ここは大学構内、建物が建つまでは耕作を許されています。
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まだ雨季は明けておらず、今日も午後一雨ありました。

10/10 キルティプルから

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